シンガポールのREITに投資するライオンフィリップS-REIT ETF(LIOP)
イギリスやロンドンの不動産価格を調べて先週記事にしましたが、記事にして思うのは他の国でも同じ条件の国があるのではないかと思いました。
長期で上昇し続けているイギリスの不動産価格はロンドンの住宅価格が高騰しているのが大きい - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ポートフォリオの改造と言うことで2年前からグローバルREITに投資を始めて、狙い通りREITの割合もポートフォリオ内で高まってきました。...
首都圏中心の国内REITでいいかと思わなくもないのですが、やはり人口減という傾向は気になるので、他の国でないかなと思っていたのですが、以下の本を読んでいて、ライオンフィリップS-REIT ETF(LIOP)が気になりました。
ライオンフィリップS-REIT ETF(LIOP)はシンガポールのREITに投資するシンガポール上場ETFで、モーニングスター・シンガポールREITインデックスに連動しています。
この指数は投資先のREITの企業が倒産しにくいかとかブランド価値があるかなどを判定して選んだREIT銘柄でポートフォリオを組んでいます。
気になったので直近の値動きなどを調べてみました。
ライオンフィリップS-REIT ETF(LIOP)
ライオンフィリップS-REIT ETF(LIOP)ですが、経費率は0.60%、分配利回りは4.34%で、シンガポール上場ですからだいたいこんなもんかという感じのコストです。
運用しているライオン・グローバル・インベスターズは、オーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)グループに属する、東南アジア最大規模の資産運用会社の一つです。
アジア株式と債券の投資戦略、およびファンドを提供する独自のポジションを築いているそうです。
では、肝心のファンドのパフォーマンスはどうかということで過去3年のパフォーマンスを見てみました。

やはりコロナショックでは-30%程度下落しています。だいたいのREITがこれくらい下がってるのであまり他国のREITとの違いはあまり見られないですね。
コロナの影響で建設が遅れて新規供給が遅れているというのはあるようなので、イギリスの不動産同様上昇余地はあるかなと思います。
組み入れ上位は最新版のデータが見つからず楽天証券の5月時点のデータがありました。

メープルツリー・インベストメンツという会社が1番目と3番目ですけど、Mapletree Logistics Trustはシンガポール、香港、日本、中国、オーストラリア、韓国、マレーシア、ベトナムの物流施設に投資していて、Mapletree Industrial Trustはシンガポールと米国の産業用不動産(データセンターを含む)に投資しています。
比較的堅実的なREITに投資をしている印象で、REITとしては悪くないかなという印象です。
ともあれこういうREITは他にもないかなと考えていますので、いろいろと調べていこうと考えています。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る
