北米のソフトウェア企業に投資するiシェアーズ・エクスパンド・テクノロジー・ソフトウエア・セクターETF(IGV)
KXIやIXJなどバンガードにはないiシェアーズのグローバルセクターETFやバイオなどより細かいセクター(業種)のETFの経費率が引き下げられました。
といっても米国のみでもバンガードのセクターETFと比べてこんなに経費率高いのはなぜ?という感じがするのでもう一声引き下げれないのかなと思うのですが・・
KXIやIXJなどiシェアーズのグローバルセクターETF含め25本がコスト引き下げへ - 関東在住福岡人のまったり投資日記
個人的にヘルスケアセクターや生活必需品セクター重視で投資をしていますが、そのきっかけの1つはジェレミー・シーゲルの本を読んだのが大きいです。...
テクノロジーセクターとコミュニケーションサービスセクターのソフトウェア企業に投資をするETFで、S&P北米エクスパンドテクノロジー・ソ フトウエア指数に連動しています。
当然ソフトウェアということで、クラウドやSaaSなどの波に乗って結構いいパフォーマンスしてるんじゃないかと思ったんですね。
ということで現状を調べてみました。
iシェアーズ・エクスパンド・テクノロジー・ソフトウエア・セクターETF(IGV)
iシェアーズ・エクスパンド・テクノロジー・ソフトウエア・セクターETF(IGV)の経費率は0.43%で、銘柄数は122。
指数に北米と入ってるのですが、その場合iシェアーズのHPに国別の比率が載ってるはずなのに出てこないということは、ほぼ100%米国株でしょうね。
銘柄の上位を見るとアドビ、マイクロソフト、セールスフォームが組み入れ比率が高い。

マイクロソフトよりアドビの方が組み入れ比率高いのは意外ですし、ZOOMよりオートデスクの比率が高いのも意外ではあります。
ちなみにさらに業種を絞ると以下の通り。

システムとアプリケーションはわかるのですが、「Interactive Home」とはどういう分類なのか気になるところです。
次にパフォーマンスですがこのETFは20年以上前に設定されていてデータも豊富なのですが、設定来のパフォーマンス見ると、ITバブル後長い冬を経験して3年前くらいからS&P500を上回り突き放しているという状況です。

過去10年で見るとここ5年くらいのパフォーマンスが圧倒的というのはありますが、明確に冬っぽい時期があるバイオETFよりも冬の時代が長かった印象があります。

今後もソフトウェアの重要性は増していく一方、一部では「GAFAやマイクロソフトがハードに転換したのはソフトウェア事業における手詰まり感が大きな要因。ソフトウェア事業から半導体などハード開発などに踏み込まない限り、これ以上の発展が期待できなくなってきた。」という指摘もあります。
GAFAはインテル製品を脱して半導体チップやスーパーコンピューターを自主開発するようになりつつある - 関東在住福岡人のまったり投資日記
個人的に半導体関連の動向は学生時代にちょっと嚙んだことがあってアンテナを張り続けています。で、そんな中興味深い記事を先週読みました。...


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