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関東在住福岡人のまったり投資日記

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投資関連本

資本主義を動かす物語はいかにして広がるのかを記した「ナラティブ経済学」

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相場が平穏で落ち着いているものの、流石にそろそろ調整があってもと思うところもあるので、経済学などの本を結構読んでます。

その中でも、ノーベル経済学賞を受賞したロバート・J・シラーの「ナラティブ経済学」はなかなか興味深い内容でした。


ロバート・J・シラーはイェール大学スターリング経済学教授で、市場参加者の心理的要因を考慮した行動ファイナンスでノーベル経済学賞を授与され、S&Pケース=シラー住宅価格指数やCAPEレシオを考案し、ITバブルやサブプライム危機をいち早く警鐘したことでも知られています。

指数はいろいろと考案していて、モメンタムやバリューに着目した指数も発表していました。

ジェレミー・シーゲルとロバート・シラーがバリューやモメンタムに着目した指数を発表 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

4月になり米国市場もサマータイムになってますし、金曜除いてだいたい12時に寝ていることが多い人間からすると、米国上場の銘柄は買いやすい環境になってきました。仕事も先月に比べてましなので、個人的に注目している国やファクターの投資をちまちま進めています。で、ファクター投資の意味で気になるニュースを見ました。...

この本は2019年末くらいにかかれた本ですが、政治学や歴史学など社会科学の文脈でいう「ナラティヴ」とは、ある事象について正当化する説明のための”物語”を指すため、それが広がっていくというのはコロナにも通じるところがあるので一種の怖さも覚えました。

その上でバブルや不景気が起こる過程の心理状況を捉えていて、投資をする上でも参考になるなと。

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ナラティブがどう流行し経済に影響したか?


様々なナラティブがどう流行し大規模経済に影響したかについて、ナラティブ経済学的なアプローチの重要性を指摘すると共に、今後のナラティブ経済学発展に向けた方向性を述べています。

ただし、個々の事例では?なことも書かれてありますし、記事検索やグーグルNグラムでは網羅しきれてない部分もあるかもしれません。

1章でナラティブの歴史、2章でナラティブの経済的に意義について説明した後の3章で以下の事象に関して繰り返されている「経済ナラティブ」として上げています。

  • パニックと不安
  • 倹約 vs 顕示的消費
  • 金本位制 vs 金銀本位制
  • 労働節約機械が多くの職を奪う
  • オートメーションと人工知能がほとんどの職を奪う
  • 不動産バブルとその崩壊
  • 株式市場バブル
  • ボイコット、不当利益、邪悪な企業
  • 賃金物価スパイラルと邪悪な労働組合

日本のバブル崩壊以降の不景気は良寛の清貧思想が売れたからだという話は翻訳した山形氏も疑ってました。1993年に一世を風靡したことがあるようですが・・

上記で取り上げられてる事象が広がって盛り上がり、落ち着いた後再び変異して伝播したりするというのはサイクル的なものを感じる一方、一歩間違えて踏み外したのがバブルとかに該当するのではと思いました。

そしてバブルでイケイケになった後の、反動で反対に転んだときにどうするかというのは経済政策とかでいろいろとナラティブ経済学の研究を重ねていく価値があるかなと思いました。

逆にいうと投資にも活かせるかなという印象もありました。

また、結果的に一時広がった後収束した事例も多くて、なんで広がったのか?とか、根拠不明且つ浅いものも歴史を見ると結構ある。

結局、いまの時代に必要なのは中身を吟味して、内容を理解して判断すること。

そして過激な見出しなど釣りや方向性を定めようとしているのでそれに流されないってことが重要なのかなと読んでいて考えました。

ともあれ仮想通貨や米国株に関して非常に強気な意見を散見する状況下で、群集心理に惑わされないという意味でも、よんでおいて損はない本だと思います。

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