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投資関連本

「金融危機の行動経済学」を読んでいるとエバーグランデ(恒大集団)の問題は結構危ないんじゃないかと思えてくる

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結果的に9月の下落も一段落したように見えるのですが、流石にコロナショックから1年でこれだけ株価が上がって次の調整は・・という怖さを感じています。

ですので、バブル関連とか行動ファイナンス関連の本を最近ちょくちょく読んでます。

資本主義を動かす物語はいかにして広がるのかを記した「ナラティブ経済学」 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

相場が平穏で落ち着いているものの、流石にそろそろ調整があってもと思うところもあるので、経済学などの本を結構読んでます。その中でも、ノーベル経済学賞を受賞したロバート・J・シラーの「ナラティブ経済学」はなかなか興味深い内容でした。...

夏休み積ん読を10冊分消化しましたが、また3冊くらいまでたまってる状況です・・

そんな中、「金融危機の行動経済学」を読みました。

著者の2人は行動経済学や行動ファイナンスを研究分野としていて、この本ではFRBなどもなぜ間違うのか? 行動経済学、心理学の最新研究をもとに、人々の信念と期待の誤りが生み出す金融危機、景気サイクルの構図を解き明かした一冊になります。

リーマンショックを事例に構図を解き明かしてるのですが、読みおわるとエバーグランデ(恒大集団)の問題は結構危ないんじゃないかと思えてくるんですよね。

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リーマンショックや日本のバブルの幻影がちらつく


本の中でリーマンショックに関しては、住宅ローンによる借り入れの増大で、そこから大量のMBSが作り出された結果、家計と金融機関の両方のレバレッジが著しく高まる→住宅価格が下落しレバレッジの高さに起因する悪循環が始まる→金融システム全体での巨額の損失発生→資産の生産、資産価格の下落に至った と書かれています。

MBSやCDOがリスクに見合わない非常に安い価格で売られ、金融セクターが住宅価格リスクのある分野へのエクスポージャーを高く保ったことから、市場参加者は住宅価格のリスクの大きさを理解しておらず、状況に関しても市場参加者だけでなく政策当局も重大リスクや相互依存関係を認識していませんでした。

で、この状況でFRBは2008年になって銀行が巨額損失を立て直そうとしているので従来型の流動性注入の介入を行って、リーマン破綻前の8月頃まで下がってはいるけど株価も調整という感じでした。
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ところが2008年9月頃からコントロールできないとなると一気に下がってることが分かります。

これを見るとエバーグランデ(恒大集団)の問題とダブって見えてこの先どうなる?となります。

で、中国の恒大問題を引き起こした不動産市場の過熱は、経路がプラザ合意からの日本と似ていて、ともに巨額の経常黒字が世界経済の不均衡を引き起こし、その後始末として内需拡大を求められた経緯があります。

中国の市場過熱の起点はリーマン危機下にあった世界からの強い要請で、中国は巨額の財政出動に踏み切ったときで、広義の新規融資にあたる「社会融資総量」は、08年の約7兆元から09年には約14兆元へと一気に倍増して、08年時点の民間債務残高(非金融部門)はGDP比で112%だったが、20年には2倍の222%まで増加してるんですよね。

日本のバブル後の税金による金融機関への支援はけしからんという空気があり、リーマンショック時のアメリカでも同様でした。

加えてアメリカよりも日本よりな銀行主導の間接金融システムで、世論が日本同様バブル潰しに熱狂したら・・

似たような空気が中国でもあれば恒大を中国政府が安易に救済できないとなるわけで、中国景気減速となって日本やアメリカも無傷じゃいられないのは容易に予想がつくので、なんとも不吉に思えるんですね。

不動産関連に投資している数値の実態に怪しさがありますし、民営不動産デベロッパーの信用コストに影響が出始めてるという話もあるのでどうなるのか。

とはいえ日本やアメリカとは違う特殊環境なだけにウルトラCで解決ができるのかもしれませんが・・

ともあれコロナが起点になってバブルの種がまかれてる可能性はあると思いますので、金融危機時にどういうことになるのかを知る上で有意義な一冊でした。

また、この本では数式化できてる部分もあるのですが、これが実用化されればまた株価の下落のメカニズムも解明されていくのかもしれないなと思いました。

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