ハーバードの心理学者が説く幸せになるための時間戦略とは?TIME SMART(タイム・スマート) お金と時間の科学
去年のコロナの1次流行から今年の始めにかけてに仕事がほぼ100%原因でメンタル的にヤバイ時期が4度ほどありまして、幸い胃がおかしくなって寝込んだのが最長3日、熱発2回くらいで済んだのですけど、それを乗り越えてからというものの仕事のモチベーションが猛烈に下がっております。
やや下がったとはいえコロナショックで資産が増えたというのはあるかもしれませんが、それ以上に仕事の時間が無駄に思えて仕方ないんですよね。
昨年「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」を読みましたが、資産のピークは45歳から60歳の間というのがありました。
死ぬときはゼロがいいゼロになろう。「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
人生をどこまで考えるかと聞かれると、やや病弱気味のわたしは強気になれませんが、80歳までは生きるくらいかなと考えています。となると40歳が折り返し地点となるわけですが、まだ落ち返し地点まで3年あるとはいえ近づいてきたなという気がしますね。...
というモヤモヤ感を抱えたときにTIME SMART(タイム・スマート)を読みました。
アシュリー・ウィランズはハーバード・ビジネススクールのアシスタントプロフェッサーにして心理学者で、この本では「お金より時間が大事」なので時間に投資するという方針で各章の終わりにツールキット的な一覧表やプロットできる図が書かれています。
読んでいて45歳まで10年切った状況では時間に投資したいという思いが強くなりましたね。
タイムトラップと時間への投資
時間に関しての罠(タイムトラップ)と時間への投資から、「タイム・リッチ(時間的に裕福)」、すなわち、時間を手に入れて有意義に使っている状態になるまでの習慣、長期展望、制度上の整備まで触れられています。
個人的にタイム・リッチというところまで行かないまでも6つタイムトラップと時間への投資の項目を意識するだけでも違うかなと思いますね。
- テクノロジー
- お金重視
- 時間の過小評価
- ステータスとしての多忙
- 手持ち無沙汰嫌悪
- 約束と楽観
タイムトラップに関しては迷うところもありますが、一方でステータスとしての多忙の40代後半から上の文化がほんと嫌なんですよね。
で、時間への投資のステップとしては以下の通り。
- 自分の初期設定を知る
- 自分の時間を記録する
- 時間を見つける
- 時間に投資する
- 時間の捉え方を変える
とくに自分の時間の記録は割と訳に立ちそうなので平日と休日で一度整理してみようかと考えています。
ちなみに2章では時間をハピネスドルとして捉えてはどうかとまで書かれてましたが、まぁ流石に月収の10万単位とまでは時間に還元するのにはベーシックインカムレベルで5万くらいはもらわないと無理ですね。
個人的に時間に投資するというのは一理あると思ってて、時間が余ると自炊→節約に回せる一方、選択とかと比べても炊事はめんどうと考える人間なんですね。
そこにお金を使って美味しいものでも食べるとすることは定期的にやってQOL上げたいなと考えています。
3章でタイム・リッチの習慣の中で、「余暇をゆったりと過ごす」というのはほんとそうだと思ったので、今年度中テレワーク続くなら帰省期間を延ばすとかも考えています。
ともあれ通勤がほぼなくなって家にいる時間が延びると、もはやオンライン飲み会ですら参加したくない人間の時間泥棒と思えてくるようになってきました。
時間戦略は制度的にも重要と本にも書かれてましたので、無駄な作業や会議をなくす制度も国・企業共に進めていただきたいと読んでいて思いました。


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