過去1年ではS&P500を上回っているバンガード 米国バリューETF(VTV)の現状
7年前にバンガードのバリュー株のETF(VTV)とグロース株のETF(VUG)が日本の大手ネット証券3社でも購入可能になりました。
1年おきのタイミングでこの時期毎年中身とかパフォーマンスを定期的に確認しています。
というわけで2回に渡って現状をまとめる回の1回目はバンガード 米国バリューETF(VTV)。
昨年の今頃はヘルスケアセクターが組入れトップになっていました。
いつの間にかヘルスケアセクターが組み入れトップになっていたバンガード 米国バリューETF(VTV) - 関東在住福岡人のまったり投資日記
相変わらずS&P500やバリュー株をグロース株が上回るパフォーマンスを見せてる状況です。ただ、3冠牝馬のデアリングタクトに3戦全て本命を打たず、明日牡馬の三冠がかかっているコントレイルにも皐月賞ダービーと本命にしてないひねくれ者の人間としては、バリュー株アリなんじゃね?と思うところもあるんですね。...
金融セクターが組入れトップに
まずバンガード・米国バリューETF(VTV)のセクター別の比率を確認してみましょう。
昨年はヘルスケアセクターが組入れトップでした。

現状はどうかというとこの1年の好調さもあって金融セクターがトップに。

他のセクターは大きな変動がない状態ですね。
では、銘柄はというと以下のような組入れ上位11社。

去年の上位から消えたのはメルクとディズニーで、逆にファイザーやアボットが上位に来ています。
ファイザーは日本にとってコロナワクチンの救世主の一角なわけですが、過去1年でもS&P500に負けてる状況。
個人的には応援したい企業ですけどね。
VTVは過去1年ではS&P500を上回っている
日本でVTVが買えるようになって以来、グロース株全盛の状況で、なかなかバリュー株のターンも短期で終わったりしてました。
ところが直近1年で見ると明確にS&P500をVTVが上回っています。

もちろん期間を延ばすとS&P500が上回るのですが、やや傾向が変わるかも?という兆候かもしれません。
まぁ、ITバブル後からリーマンショックくらいまでバリュー株が上回っていた時期がありましたし、ハイテク関連の規制やら金利の上昇が今後起きえそうな現状。
2000年代と同じフェーズの可能性もありえるかなくらいは頭の片隅に入れておきたいですね。


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