マスターカード、Visa、ペイパルが2022年金融セクターに変更される模様
3年前にS&Pのセクター分類の内容が大きく変更されてコミュニケーションサービスセクターが誕生しました。
実態としては情報技術セクター(テクノロジーセクター)の分割的な意味合いもあったように思われます。
S&Pのセクター分類の変更内容が判明。コミュニケーションサービスセクターはGoogleとFacebookが半分を占める - 関東在住福岡人のまったり投資日記
昨年、2018年9月から「電気通信セクター」が廃止され、新たに「コミュニケーションサービスセクター」が新設されることが発表されていましたが、バロンズにその概要がまとめられていました。 A Market Shakeup Is Pushing Alphabet and Facebook Out of the Tech Sector - Barron's S&P and MSCI are overhauling how they categorize companies into areas like technology and consumer discretionary. The shift has b...
GICS の見直し
GICS Tweaks Could Impact ETFs | ETF.com
Proposed changes to the classification system could affect major sector ETFs.
市場規模としてはマスターカード、Visa、ペイパルが動くので金融セクターは結構変わりそうだなという印象を持ちますね。
マスターカード、Visa、ペイパルが2022年金融セクターに変更へ
主に情報技術セクターから移行されるのは以下の通りで、規模としてはマスターカード、Visa、ペイパルが大きいです。

セクターETFの中身を見ていくと、バンガードの情報技術セクターETF(VGT)だと4番手から6番手が抜けることになるので、ますますアップルとマイクロソフトの2強状態になりそうです。

一方、金融セクターETF(VFH)ですがよく見るとアメリカンエキスプレスは既に金融セクター扱い。なぜVisaやマスターカードが情報技術セクターの区分になってたのか謎ですが・・

規模的に上位10社は組み入れ比率も結構変動しそうな印象ですね。
では、3社の金融セクターの相関性がどうなのかということでPortfolio Visualizerで調べてみました。

VGTやVFHと比較してもマスターカード、Visa、ペイパルは米国株式市場との相関性はやや低めの傾向がありました。
金融セクターETFと比較すると米国株式市場よりも相関性は低いですね。
個人的にはアメリカンエキスプレスが金融セクターに既にいるのだから、金融セクターに移るのは妥当だと思います。
ただ、情報技術セクターはアップルとマイクロソフト偏重が進みますので、QQQなどNASDAQの方に投資したいって人がアメリカでもそれなりに増えるんじゃなかろうかと思いますけどどうなりますかね。


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