過去1年S&P500やバリュー株(VTV)と五分五分のバンガード・米国グロースETF(VUG)
バンガードのバリュー株のETF(VTV)とグロース株のETF(VUG)が日本の大手ネット証券3社でも購入可能になり早7年。
毎年この時期両者の比較を行っております。
前回はバリュー株の方を確認しましたが、過去1年ではS&P500を上回っているという結果でした。
過去1年ではS&P500を上回っているバンガード 米国バリューETF(VTV)の現状 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
7年前にバンガードのバリュー株のETF(VTV)とグロース株のETF(VUG)が日本の大手ネット証券3社でも購入可能になりました。1年おきのタイミングでこの時期毎年中身とかパフォーマンスを定期的に確認しています。というわけで2回に渡って現状をまとめる回の1回目はバンガード 米国バリューETF(VTV)。...
昨年確認した時は数年でそれなりに変化がみられる銘柄構成の推移をたどってました。
バンガード・米国グロースETF(VUG)に見るグロース株の変遷 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
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じわじわとNVIDIAとテスラの割合が高まるバンガード・米国グロースETF(VUG)
それではバンガード・米国グロースETF(VUG)の現状を見ていきましょう。
まずはセクターの比率ですが、テクノロジーセクターはまた比率が高まって57%と6割台も射程に捉えました。

昨年同時期がテクノロジーセクター54.5%ですから、数%上昇しています。
では、構成上位の企業はどうなっているかというと、前年から目立つのはNVIDIAとテスラが増えて2%代までなってきました。

増えた分どこが減っているかというと、Amazonの比率が8%から6%まで下がってるので、その分をこの2社が持って行ってる感じです。
バリュー株ETF(VTV) vs グロース株ETF(VUG) 2021年10月時点
最後にバリュー株ETF(VTV)とグロース株ETF(VUG)のおもな特徴をまとめますと以下の通りです。
ティッカー | VTV(バリュー株ETF) | VUG(グロース株ETF) |
経費率 | 0.04% | 0.04% |
銘柄数 | 354 | 280 |
PER | 20.39 | 46.99 |
PBR | 2.74 | 11.51 |
分配金利回り | 2.13% | 0.49% |
昨年の同時期と比べてPERやPBRに関しては上昇しています。
とくにグロース株はPBRが8.7から11.5まで上昇していて、これをどう捉えるかはグロース株を構成する企業の形態が、現代の経済と過去を比較すべきなのかとかの議論もあるかと思いますが・・
ちなみにS&P(緑)とVUG(青)とVTV(赤)を過去1年で比較すると以下の通り。

この1年はバリュー株優勢ですが直近でグロース株が差を詰めて、S&P500含めて互角の状況。
昨年までグロース圧倒の時期が長かっただけにこの1年はちょっと景色が変わった感じでした。
果たして次の1年はこの傾向がどう変わるか?引き続きウォッチしていこうと考えています。


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