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投資哲学・投資理論

荻原博子の記事を見て思う、身銭を切ってない人間は説得力に欠ける

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先週萩原博子の記事が一部で話題になってましたが、個人的に読み終わって思うのは、インフレの話が出てき始めている中、「不自由な投資商品より現金を」というのはほんとに大丈夫?ということです。

荻原博子「iDeCoやNISAは買ったら一生バカを見る金融商品である」 不自由な投資商品より現金を | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

「貯蓄から投資へ」と盛んにいわれている。それはすべての人に当てはまることなのだろうか。経済ジャーナリストの荻原博子さんは「国はiDeCoやNISAへの投資を勧めているが、やめたほうがいい人もたくさんいる」という――。

そもそもこのお方似たようなタイトルの書籍を乱発しているわけですが、じゃあどれくらい稼いで資産を大きくしてどうやって守ってるのか?ということを包み隠さず話しているのならばいいのですが、仮に2010年代にこれと同じことやってれば投資やってた人間との差は開いてたわけでどうなの?ということですね。

これは1ドル50円の逆の意味でご神託になられてる方にもいえることですが、1ドル50円宣言したならそういう方向に賭ければより尊敬を集めると思うんですよね。

それをやらないことで身銭を切らずに安全的なポジションから言ってるような気がして何だかなと。

ブラックスワンでおなじみのナシーム・ニコラス・タレブが文字通りのタイトル「身銭を切れ」で書いてたこと思い出すと、この手のワイドショーとか情報番組にも出てきそうなコメンテーターなのか解説者なのかわからない専門家もどき含めてなんとかならんのかなと。

ナシーム・ニコラス・タレブの「身銭を切れ」を読むと、身銭を切ってリスクを取ることの大切さがわかる - 関東在住福岡人のまったり投資日記

新型コロナウイルスの問題が騒がしくなっていますけど、テレビの無責任さなどを見ておりまして、いまこそ「身銭を切れ」ということが重要なのかなと思いました。...

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いちばん説得力のある発言とは、本人が何かを失うリスクのある発言、最大限に身銭を切っている発言である。


「自分の発言や行動に自らリスクを背負っている」ことを、信頼度を測る基準として評価しているタレブは以下のように身銭を切ってることの重要性を説いてます。

  • 身銭を切ることは、公平性、商業的な効率性、リスク管理にとって必要なだけではない。この世界を理解するうえで欠かせない条件なのだ。
  • 人間の行動は、具体的で測定できるものなので、私たちが着目すべきなのは行動のほうだ。いちばん説得力のある発言とは、本人が何かを失うリスクのある発言、最大限に身銭を切っている発言である。対して、いちばん説得力に欠ける発言とは、本人が目に見える貢献をすることもなく、明らかに自分の地位を高めようとしている発言である。
  • アドバイスが間違っていた場合の罰則が存在しないかぎり、アドバイスを生業としている人間のアドバイスは真に受けるな。
  • 学問の世界は、身銭を切らない人々のせいで抑制を失うと、自己参照を繰り返す儀式的な論文発表ゲームに変わっていく。
    要は、データにないものを考慮することが重要なのだ。
  • リスクを負わない人間が間違いを犯しても、その人は社会システムの中に生き残る。本来働くべき、自浄作用や自然淘汰といった新陳代謝が進まず、システムの中に不適応な部分が溜まっていき、それらエラーの蓄積は「何か」をきっかけにしてシステムの崩壊を巻き起こす。

これは宝くじとか公営ギャンブルにもいえるわけで、やって借金したらどうしようもないですが、宝くじは買わないと1億円は当たらないわけですし、万馬券も買わなければ当たらないわけで。

投資も同様のことがいえるわけで、やったからこそ言えることがありますし、その分リスクを取ってるからこそ発言に重みがある。

配当課税が話題になりつつありますが、それはやったからこそ投資をする人の反発する意見も説得力あると思うんですよね。

個人的に経済評論家ならば投資に関して身銭を切ってる人の方がよっぽど信用おけると考えます。

最近「学者の暴走」という本を読みまして、コロナなど時々粗っぽい議論が展開される部分がありならも結果責任という件に関して興味深い提案が載っていました。


言論責任保証ということで、「正当性がすぐには確認できない主張を出版物や講演で行う場合、それによって得た収入を預託金として預け、首長の審議が確定した段階で返還の有無を決定する」ということを紹介していました。

リーマンショックは絶対に起きないとか言ってた経済評論家もそういう点もこれで解決できますし、それが嫌なら温暖化予測のように何度上がらなければ何ドル賭けるのようにやればいいというのももっともです。

なので萩原氏がやるべきなのは現金預金とつみたてNISAなりを均等額になるようにやって、どっちが増えてるかでダメだった場合に投資の利益を寄付するぐらいやればいいんじゃないかと思いますがね。

ちなみに竹中正治氏のように自分の予測を元に投資をして利益を上げてる方もいらっしゃるので、雑誌の企画で勝負とかもやったら面白いんじゃないでしょうか?
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