サクソバンク証券でREETが買えなくなったので、米国REIT ETF(RWRとIYR)の代替を考えてみる
サクソバンク証券でこれまで購入していた8本のETFが購入できなくなったので代替手段を探すことになりました。
サクソバンク証券で法令上国内では売買できないETF(ARK社のETFやMTUM、VIGIなど)に関して買い付けできなくなったわけですが、唐突な発表が行われた後、今後数年先のスパンでどうなるのかがぼんやりしているのでいくつか質問をしていました。...
VNQやVNQIが買えれば問題解決になったんですけど。
ということでまずは米国REITの部分から調べた結果、iシェアーズのIYRとSPDRのRWRに行き着いたので、この2つのETFの違いについて調べてみました。
IYRと比較するとRWRは伝統的セクターで構成される
iシェアーズ 米国不動産 ETF(ティッカー:IYR)とSPDR ダウ ジョーンズ REIT ETF(ティッカー:RWR)を比較すると以下の通りです。
ティッカー | IYR | RWR |
資産規模 | 71億ドル | 21億ドル |
経費率 | 0.41% | 0.25% |
配当率 | 1.69% | 3.02% |
銘柄数 | 90 | 116 |
銘柄数が微妙に違ってますが、連動する指数も違っていてIYRはDow Jones U.S. Real Estate Capped Indexで、RWRはDow Jones U.S. Select REIT Indexです。
この指数の違いは何かというと、IYRは不動産関連企業をすべて対象としているのに対して、RWRはモーゲージREIT、不動産関連企業が対象外になってるようです。

では、パフォーマンスがどうなっているかということで調べてみました。
設定から両方とも20年経過しているのですが、IYRの方がパフォーマンスはいい。

過去10年にしても同様の傾向でした。なおバンガードの米国REIT ETFのVNQはIYRより上です。

経費率的に両方ともやや割高な感じですけど、これと同じ指数連動の低コストなETFもあるんですよね。
この辺を購入できるようになってたからこそのサクソバンク証券ですがそれがなくなるとなると、4,5年前のように金融庁や証券会社、ETF大手に要望出すしかないでしょうね。
とりあえず暫定的に投資するならコスト重視でRWRかなということで、米国外REITについても調べる予定です。


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