株価急落で長期債急騰、海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2021年11月度編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。3,6,12ヶ月リターン計算方法
①3ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から3ヶ月前の月末価格 - 1
②6ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から6ヶ月前の月末価格 - 1
③12ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から12ヶ月前の月末価格 - 1
④3,6,12ヶ月リターンの平均 = (①+②+③)÷3
⑤12か月移動平均 = 12か月分の合計÷12
⑥3,6,12ヶ月リターンの平均がプラス 且つ 市場価格が12カ月移動平均を上回った場合BUY、それ以外はSELL。
新興国株式は回復が鈍い印象。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2021年10月度編 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。...
債券のETF
- TLT(長期債) SELL
LQD(投資適格社債) SELL→BUY
BND(米国債券) SELL
JNK(ジャンク債) SELL
BLV(米国長期債券) SELL
VCLT(米国長期社債) BUY→SELL→BUY→SELL
EDV(超長期米国債) SELL→BUY
REITのETF
- IFGL(米国除くREIT) BUY→SELL
IYR(米国REIT) BUY
セクターETF
- KXI(世界生活必需品) BUY→SELL
IXC(世界エネルギー) BUY
IXJ(世界ヘルスケア) BUY
VDC(米国生活必需品セクター) BUY
VHT(米国ヘルスケア・セクター) BUY
高配当系ETF
- HDV(高配当) BUY
VYM(高配当) BUY
VIG(連続増配) BUY
小型株とVTと米国外ETF
- VT(全世界株式) BUY
VSS(米国除く小型株) BUY→SELL
VB(米国小型株) BUY
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) BUY
VBK(米国スモールキャップ・グロース) BUY→SELL
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) BUY→SELL
VGK(ヨーロッパ) BUY
VWO(エマージング・マーケッツ) SELL
とくに株価が急落した影響で、超長期債のカテゴリは急騰。EDVとTLTはBUYに変わりました。
ここのところ9月→10月→11月と株価が行ったり来たり状態なので、長期社債のVCLTなんかはBUYとSELLが不安定です。
一方、SELLになってしまったのが新興国株以外でも増えました。
グローバル生活必需品セクターとのKXI、米国外REITのIFGL、米国外小型株のVSS、米国小型株グロースのVBK、米国外株のVXUS。
やっぱり米国外とくに新興国が冴えてない感じで、それに加えて日本株も微妙な感じで米国株の同じカテゴリと比較すると不調な印象です。
この後はある程度回復はしていますけど、米国外は欧州、新興国に引っ張られてることも考えられますから、これを投資の機会と捉えるか、しばらく避けると考えるかは人それぞれですね。
個人的には前者寄りの考えですけど、新興国に関してはコロナの回復がかなり遅れそうな国がちらほらありますし、資源価格が正常化したときに波乱要因はありそうです。
新たにVXUSに投資を始めましたが、ひとまず悪くないときに買うかなとは思います。新興国絡みでまだ底があるかもしれませんが。
今年は2017年の韻を踏む感じで好調でしたが、来年はこうはいかんやろという印象が強いです。
ひとまずは突然の急落含めて警戒しながら慎重に投資を行う年になりそうかなと考えています。


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