バンガード、米国債ETF(VCIT,VCLT,VCSH,VGLT,EDV)とESG ETF11本のコストを引き下げ
久しくバンガードのETFコストダウンのニュースの記事を書いておりませんでしたが、久々にバンガードのETFのコストダウンが行われるようです。
Vanguard、11本の ETF のコストを引き下げ
ETF Odds & Ends: Launches Ramping Up | ETF.com
Issuers are rolling out new products and renovating existing ones in the final month of 2021.
株式に関してはESG ETF2本が結構コストダウンしてます。
このタイミングコストダウンということはコロナ禍で資金が流入しているということでしょうね。
米国債ETF(VCIT,VCLT,VCSH,VGLT,EDV)とESG ETF11本のコストダウン
以下の11本のETFの経費率が値下げされます。
- バンガード・米国中期社債ETF(ティッカー:VCIT) 0.05%→0.04%
- バンガード・米国長期社債 ETF(ティッカー:VCLT) 0.05%→0.04%
- バンガード・米国短期社債ETF(ティッカー:VCSH) 0.05%→0.04%
- バンガード・米国中期国債ETF(ティッカー:VGIT) 0.05%→0.04%
- バンガード・米国長期政府債券ETF (ティッカー:VGLT) 0.05%→0.04%
- バンガード・米国短期国債ETF(ティッカー:VGSH) 0.05%→0.04%
- バンガード・米国モーゲージ担保証券ETF(ティッカー:VMBS) 0.05%→0.04%
- Vanguard Total Corporate Bond Market ETF(ティッカー:VTC) 0.05%→0.04%
- バンガード・超長期米国債ETF(ティッカー:EDV) 0.07%→0.06%
- Vanguard ESG U.S. Stock ETF (ティッカー:ESGV) 0.12%→0.09%
- Vanguard ESG International Stock ETF (ティッカー:VSGX) 0.15%→0.12%
債券ETFは限界値に近い印象のある0.04%という感じですね。
なぜ超長期債のEDVだけ0.06%なのかは謎ですが。
EDVはiシェアーズのTLTよりも値動きが大きいので、もしかしたら他社と横並びにならないからこの経費率なのかもしれません。
EDVに投資している人も見かけましたが、レイ・ダリオのオールフェザーポートフォリオのように米国長期債を組入れる場合、TLTよりもボラティリティ高いEDVは組入れるのには向かないかなと個人的には考えています。
通常の株価が堅調なときにEDVは脚を引っ張りすぎる可能性がありますからね。
ESG ETFの2本が大きくコストダウンされていますが、それだけESG関連にお金が集まりやすいのでしょう。
日経電子版の見出しだけ読んでいてもそれだけホットなんでしょう。
ただ、ここ1年だとS&P500を下回っていて、ハイテク株が不調になった今年2月頃からちょっと景色が変わりつつあるかもしれませんが。

ともあれ今回のようなコストダウンを頻繁にやってくれるバンガード社ですが、個人的にサクソバンク証券のせいで投資環境が悪化してしまう年末となってしまいました。
もうかれこれ5年以上新たなETFが大手ネット証券で買えるようになってないので、なんとかしてほしいと思う年末です。


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