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関東在住福岡人のまったり投資日記

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2021年下半期に読んだ本の中で、年末年始にオススメしたい13冊を紹介

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2021年も終わりが近づいておりますが、夏場はコロナ感染者数が増えたもののその後は減少に転じてかなり正常化した下半期だったかなと思います。

もちろん変異株には警戒が必要ですが、取る施策も夏場ぐらいで問題ないということがわかって、薬や治療法もどんどん確立されつつ改善されるでしょうから、来年はポジティブに捉えて問題ないかなと考えています。

さて、今年も多くの本を読んできましたが、2021年の上半期は84冊まで増加したものの下半期は75冊程度となりました。

どうしてもスポーツイベントがあるとそれを見る時間が増えますし、11月から目に見えて残業時間が増えてるのでちょっと本数が減ったかなと。

2021年上半期に読んだ本の中で、夏休みにオススメしたい14冊を紹介 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

上半期が終わりまして、図書館が緊急事態宣言中は開館時間に制限がかかってましたけど、昨年の上半期ほどではありませんでした。そのおかげで2020年上半期は60冊程度、下半期は70冊まで復調してましたが、2021年の上半期は84冊まで増加。やはり時間があるとこれだけ読めるなと思う一方、図書館分含めてハズレもそれなりに引いたかなと言うのが正直なところです。...

相変わらずタイトル詐欺のような本もつかんでおりますが、いいなと思った本は15冊程度あったかなと思います。

上半期が終わり、上半期読んだ本の振り返りと言うことで、個人的にオススメしたい本を13冊を紹介します。

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お金か人生か


1990年代に出版されてアメリカのFIREブームの先駆けとなった本でその改訂版になります。

とくにFIREの中でもFIを重視した本という印象があります。

理解と調和でお金の使い方などを整理するという感じで経済的自立をし、相互依存で将来性のない仕事や人間関係、考え方を切り捨てて、有意義な関係に時間やお金を使うというというスタンスなのは共感が持てました。

同時に世に出回ってるFIREの関連本はややこの本から曲解してしまってる部分や、書いてる人間がなにかを隠してるようなものが散見されていて、FIRE目指すならこの本読んで自己流がベターじゃないでしょうか。


ナラティブ経済学


政治学や歴史学など社会科学の文脈でいう「ナラティヴ」とは、ある事象について正当化する説明のための”物語”を指すため、それが広がっていくというのはコロナにも通じるところがあるので一種の怖さも覚えました。

その上でバブルや不景気が起こる過程の心理状況を捉えていて、投資をする上でも参考になると思いますし、コロナショック後の株価急回復っぷりをみると次の不景気の波の怖さを感じました。

ともあれ仮想通貨や米国株に関して楽観論が散見する状況下で、群集心理に惑わされないという意味でも、よんでおいて損はない本だと思います。


金融のプロが実はやっている最もシンプルで賢い投資の結論


北村慶氏の10数年ぶりの最新作になります。

インデックス投信で「長期・分散・積立」という結論自体に新鮮さはありませんが、モダンポートフォリオ理論、コアサテライト戦略からiDeco、NISAなどを分かりやすく説明していて非常にいいと思います。

インベストメントの意識は強く持ちたいと肝に銘じたいですね。


超加速経済アフリカ


著者の椿進氏はAAIC代表パートナーを務めるアジア・アフリカの識者で、アジア・アフリカファンドの運用経験もあり、ルワンダでは東京ドーム40個分の農園も手がけている人物です。

コロナでいまは現地に行けてないそうですが、アフリカの各地の経済発展の状況を知るのにはもってこいの一冊です。

ポジティブな面が強調されすぎな感じはあるものの、この日本の50年の間のフェーズのどこかに位置していて、日本が経験したことと同じ道をなぞって成長中で、最新のテクノロジーを取り込みながら成長している点で加速度的な成長を生んでいるというのはもっとも。

規制の少ないアフリカで新規事業をテストするという意識を持つ企業には投資をする価値があるのではないかと思わせるものがありました。


ROCKONOMICS 経済はロックに学べ!


労働経済学を専門とする研究者による音楽産業論という感じなのですが、たかが音楽されど音楽という感じで経済学で説明できることが多いなという印象を強く持ちました。

とくにストリーミングによってどう変わったかとか、運や知的財産に関する項目はこうなってるんだとなかなか興味深いデータが多かったです。

音楽産業や経済学に関してもオススメできる一冊だと思います。


ネットフリックス vs. ディズニー ストリーミングで変わるメディア勢力図


一昨年まではメディア関連の会合にも出席していて、トランプからみは反トランプが強すぎな感もありましたが、わかりやすくアメリカメディアの勢力図などがわかりやすく書かれてたと思います。

ただ、TVerを巻き返し策の1つとして上げていますが、個人的にテレビ広告収入が下がった分を補填できるかというと、youtubeや他動画サイトより広告費用が高いと成り立つはずもなく、結構厳しいものがあるのではないかと思いました。

メディア産業の急変化はアメリカから遅れて日本でも起きうることですので、FAANGなどに投資する人も読んでおいて損はない一冊だと思います。


株式投資完全入門


プロの投資家がどのように意思決定をしているのかが克明にわかるよう、丁寧にステップバイステップで説明した本になります。

紹介されている「投資メモのテンプレート」が素晴らしく、指標面からの評価に加えて、経営陣、成長性、企業概要、リスクなどの各項目を記入していくことで、かなりクリアに会社を評価できるようになると思います。

ルールに基づいた徹底した分析に基づいた銘柄選択でここまでやれるからこそ、ハワード・マークスもまえがきで称賛しているんでしょう。


金融危機の行動経済学


著者の2人は行動経済学や行動ファイナンスを研究分野としていて、この本ではFRBなどもなぜ間違うのか? 行動経済学、心理学の最新研究をもとに、人々の信念と期待の誤りが生み出す金融危機、景気サイクルの構図を解き明かした一冊になります。

リーマンショックを事例に構図を解き明かしてるのですが、読みおわるとエバーグランデ(恒大集団)の問題は結構危ないんじゃないかと思えてくるものでした(その後デフォルト)。

コロナが起点になってバブルの種がまかれてる可能性はあると思いますので、金融危機時にどういうことになるのかを知る上で有意義な一冊でした。


ボイステック革命


音声プラットフォームVoicyの創業者がボイステックの動向に関して解説した本になります。

クラブハウスブーム的なものはすぐ終わった印象でしたが、これを読むとボイステックの伸びしろは確かにあると感じました。

医療福祉関連とアニメ・ゲーム関連は日本にとって強みとなりそうな印象を持ちました。


Numbers Don't Lie


アメリカの工学系の専門学会のIEEE Spectrum誌の短いコラムをまとめたもので、ファクトフルネスや21世紀の啓蒙ほどの深さはありませんが、とくにエネルギーに関しては興味深い記載が多い印象です。

「製造業がGDPに占める割合の高い国は失業率も低い傾向があるのは間違いなく、雇用面からもものづくりはいまでも重要」、「エネルギー移行がゆっくり進むのは仕方がない」と革新的な技術翼賛という訳ではない点は好感が持てました。


期待リターン


この本は2011年刊行の原書“Expected Returns: An Invest- or's Guide to Harvesting Market Rewards"(Wil- ey)からリスクプレミアムに関する章を抜粋し、原著者みずからの手で序論を追加し、本文の一部改訂を施しています。

序論など改定が行われていますし、データがやや古いものもありますが、考えや傾向に関しては興味深い内容が多かったです。

ファクター関連のETFが2010年代中頃からぼちぼち出始めて、スマートベータとしてもてはやされていましたが、盛り上がる前にこの本をまとめてファクターに関して体系的にまとめてるので貴重な本だと思います。


バブルの経済理論


「低金利の経済学」では、バブルが定常的に成り立つことを説明できるため、その世界では、資産価格は、適格な担保ではなく「期待の連鎖」によって裏付けられている。株や不動産だけでなく、貨幣や国債もバブルであると説いてるのは一理あるかと思います。

経済の無形資産化という技術的な変化に金融の仕組みが対応できない金融劣化が進み、低金利のもとで国債バブルが膨張、政府債務という霞が巨大になるなかで、経済の「贈与化」が生じ、市場経済は縮小し、成長しなくなる、それこそが長期停滞の本質であるという指摘もあながち間違いではないかなと。

それなりに?な意見も載っていますが、全般的にバブルが起きる理由と金利に関しては貴重な考察が載っていて有意義な一冊だと思いますし、バブルに関してどういう構造で起きるかはいずれ来る下落相場に備える意味でもいい本だと思います。


推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来


FOMO(Fear of Missing Out)とJOMO(Joy of Missing Out)というミレニアム世代とZ世代の違いの傾向やユーザーが自ら1歩アクションを踏み出して、その参加を引っ張り上げて引き出すようなリール型のマーケティングが必要という指摘はエンタメ業界の動向を見る上で興味深い指摘でした。

同時にSNS活用やソシャゲ、テレビ、映画なども違った視点で見ると面白いなと思うと同時に、エンタメ関連でテレビの先がかなりくらいのがよくわかる一冊とも思いました。

エンタメのクリエイティブ面やビジネス面の現状を考える上で有意義な一冊だと考えます。


80冊近くから13冊に絞るまで数冊悩んだ本もありましたが、来年もこれは!と思った本をブログを通して紹介できればと思います。
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