雪だるま(全世界株式)に競合しているが、SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(SBI・V・全世界株式)が新規設定
2年前コロナが問題化する前に六本木開催のSBIアセットマネジメント ブロガー交流会に参加したのですが、その時既存のファンド含めて再編とかもやるのかなぁという印象を持ってました。
六本木開催のSBIアセットマネジメント ブロガー交流会に参加してきました - 関東在住福岡人のまったり投資日記
SBIアセットマネジメントがSBI・バンガード・S&P500販売記念に、eMAXISシリーズの三菱UFJ国際投信と同様のブロガー交流会を開催ということで、年末に参加者の募集をしてました。ダメ元で申し込んだら当選してしました(抽選だった模様)。...
「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全世界株式)」募集開始のお知らせ
新たに「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド」の募集開始のお知らせ
SBIアセットマネジメントが先行して順調に総資産が増えている雪だるま(全世界株式)と投資対象が丸被りですけど、SBI・バンガードシリーズとしてVTが競合上等で追加されました。
で、現状の情報を見ていくとコストを意識したものではなさそうなんですよね。
SBI・V・全世界株式は雪だるま(全世界株式)よりコストは高いが、バンガードETFに直接投資をしている投資家から、利便性の高い国内投資信託の組成を望む声が多数寄せられていることを反映したもの?
設定時の情報を見てみたのですが、経費率は0.1438%程度とのこと。
雪だるまの方が経費率0.1102%でこの差ならインデックスファンドに投資する人は気にするレベルの印象がありますから、最安じゃないのか?という気がしますけど。このたび、「顧客中心主義」の経営理念のもと、より幅広い選択肢を提供するべく SBI アセットマネジメントと協
同し、2022年1月17日(月)から、新たに「SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全世界株式)」の募集を開始します。同ファンドは、米国バンガード社が運用する「バンガード・トータル・ワールド・ストック ETF」を実質的な主要投資対象とし、信託報酬率は同一分類のファンドを比較対象とした場合に業界平均を大きく下回る水準※2の 0.1438%程度(年率/税込)です。
まぁ、楽天・全世界株式が0.21%程度ですから、そちらよりもコストの優位性は高そうですが。
じゃあなんで今SBIバンガードで全世界株式?という話ですが、以下の回答がモーニングスターの方に書かれてました。
一応、競合上等なのはEXE-iと雪だるまの新興国株式の事例があって、両方とも100億超えてるのを見ると、大丈夫と見たのはあるでしょう。SBI アセットでは、既に同じベンチマークを連動目標とする「SBI・全世界株式インデックス・ファンド/愛称:雪だるま(全世界株式)」を運用しており、複数の ETF を組入れるという手法を採用することで業界最低水準の信託報酬率を実現させております。
一方、新設ファンドは、米ドルで取引されるバンガード ETF に直接投資をしている投資家から、米ドルに交換することなく円での取引が可能であること、ETF からの分配金が投資信託内で自動的に再投資されること等、利便性の高い国内投資信託の組成を望む声が多数寄せられていることを反映して設定するものです。
加えて岸田政権が投資課税の話をちらほら出してきていて配当課税も対象になりそう。
となるとインデックスファンドに移行する流れがあるという読みもあるかもしれません。
もしかして次のSBIバンガードシリーズの追加は新興国株(VWO)?
ちなみに楽天がちらほら見せてたポイント改悪を進めているのですが、このタイミングで投資信託を移管入庫する際、他社で支払った手数料をキャッシュバックする「投信お引越しプログラム」キャンペーンを恒久化してたりします。
「SBI プレミアムチョイス」および「投信お引越しプログラム」開始のお知らせ
ちょっと動きが遅い印象がありますけど、後出しジャンケンで楽天対策に結構本腰を入れてきてるかなと。
で、今回の件を見ていて雪だるまシリーズが順調に資産を増やしている中でも競合上等でSBI・Vシリーズの強化する方向に舵を切ったといっていいでしょう。
VTIとVT、VOO、VYMと揃ったわけですが、じゃあ次に何を出すかというとVWOじゃないですかね?
SBI証券のETFのランキング見るとバンガードに絞れば人気上位はVT含めた4本は出揃ってるんですよね。
個人的にはVEAなどの米国外先進国もあってもいいかと思いますが、これはわたしが投資を始めた10年前から新興国株式より人気ない傾向が顕著ですしね。
となると雪だるまシリーズで安定して資金流入してるVWOは候補になるかと思います。
ともあれ「利便性の高い国内投資信託の組成を望む声が多数寄せられている」そうですから、この傾向にそった新規ファンドの設定は来年以降も行われそうですので期待したいですね。


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