REITや生活必需品セクターが急上昇。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2021年12月度編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。3,6,12ヶ月リターン計算方法
①3ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から3ヶ月前の月末価格 - 1
②6ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から6ヶ月前の月末価格 - 1
③12ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から12ヶ月前の月末価格 - 1
④3,6,12ヶ月リターンの平均 = (①+②+③)÷3
⑤12か月移動平均 = 12か月分の合計÷12
⑥3,6,12ヶ月リターンの平均がプラス 且つ 市場価格が12カ月移動平均を上回った場合BUY、それ以外はSELL。
株価急落で長期債急騰、海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2021年11月度編 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。...
債券のETF
- TLT(長期債) SELL→BUY→SELL
LQD(投資適格社債) SELL
BND(米国債券) SELL
JNK(ジャンク債) SELL
BLV(米国長期債券) SELL
VCLT(米国長期社債) SELL
EDV(超長期米国債) SELL→BUY→SELL
REITのETF
- IFGL(米国除くREIT) SELL
IYR(米国REIT) BUY
セクターETF
- KXI(世界生活必需品) BUY→SELL→BUY
IXC(世界エネルギー) BUY
IXJ(世界ヘルスケア) BUY
VDC(米国生活必需品セクター) BUY
VHT(米国ヘルスケア・セクター) BUY
高配当系ETF
- HDV(高配当) BUY
VYM(高配当) BUY
VIG(連続増配) BUY
小型株とVTと米国外ETF
- VT(全世界株式) BUY
VSS(米国除く小型株) BUY→SELL→BUY
VB(米国小型株) BUY
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) BUY
VBK(米国スモールキャップ・グロース) SELL
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) SELL
VGK(ヨーロッパ) BUY
VWO(エマージング・マーケッツ) SELL
VSSとKXIがそれに該当しますけど、KXIに関してはVDC含めて生活必需品セクターが大きく上昇していて、他のセクターと比べてこんなに上昇していたことあったっけレベルでした。
加えて米国REITの上昇も目立ちました。
個人的にはもっと早くから価格上がると思って2020年から意識して投資してきましたけど、ようやく花開いた感じですね。
コロナの影響で不透明な部分はあるとはいえ。
逆に債券に関しては11月上昇した分下がりました。
超長期債が下がり始めてますので、何事もなければ今年は下がってくかなぁという印象です。
ある意味正常価格に近づくのであるならば、リバランスかねて投資を増やすことも検討したいです。
ともあれ2021年の相場が2022年で再現する確率は極めて低いでしょうから、守りを意識することが多い年になるかもしれません。


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