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米国の株価変動率上位15事例を見ると、長期投資の重要性がよくわかる

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買おうか迷っている本を迷ってたら文庫本が出ちゃったということがあるのですけど、田渕直也氏の「不確実性」超入門なんかはまさにそれで購入していま読んでいます。


以前読んだ「ファインナンス理論全史」が面白くていま読んでる途中ですがやっぱりいいなと思うものでした。

ファイナンス理論全史を読んでファイナンスの理論と歴史を復習する - 関東在住福岡人のまったり投資日記

高校や大学で習ったことは社会では役立たないという話もありますが、社会に出てから10年あまり、仮に宝くじやらで6億とか自分の手元に転がってきた場合は、大学とかで学びなおしたいと思うことが結構あります。たとえば個人的に興味を持っている本のジャンル的には歴史や経済学なんかはあてはまりますし、数学や物理にも興味あり。...

不確実性の本質とそれに対処するための方法論を幅広い事例とともに解説していて、5年前に出た本を最新のデータに改版されていいます。

そんな中、NYダウの暴落のデータが載っていたのですが、これを見たら投資の継続性や長期投資の重要性が実感できるものでした。

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1950年以降米国の1日当たりの株価変動率上位15事例を見ると3つの期間に集中している


べき乗分布などの説明で1950年以降米国の1日当たりの株価変動率上位15事例が取り上げられてたのですが、NYダウの変動率上位15事例は以下の通り。

NYDOW-dawn-rank.jpg

トップの1987年のブラックマンデーの正規分布の値はこんな単位があるんかという感じですが、色つきになってるのが2020年のコロナショックのあった3月の4事例。

それ以外を分類するとブラックマンデーの1987年が3事例。2008年が6事例、2009年が1事例という感じですが、2008年から2009年でひとまとめにリーマンショックといっていいでしょう。

で、これを見るとコロナショックはまだ2年しか経過していないのでなんともいえませんが、その後最高値更新。

そしてブラックマンデーとリーマンショックの後の10年のNYダウはどうだったのかというと、次のショックまで上昇相場の恩恵が受けることができました。

この上下変動の大きさを見ると、まぁ見てたら精神衛生上よろしくないのは間違いないのですが、この不安定な時期からボラティリティが落ち着いてきたときに恩恵を受けれるだけに長期投資の重要性がよくわかるとも捉えることができます。

ちなみにこれが日経平均だと年代結構ばらばらです。

ある意味この変動の大きさはVIXで捉えられそうなので、VIXの値が急騰したときに投資はかなり有効ではないかと思いました。

まぁ、リーマンショックの時VIXは1年以上ずっと高位安定だったわけですが。

日本のバブル時のようにダラダラと山を刻みながら時間をかけて下がっていくような展開の方が怖いでしょうね。

金利や株式に対するインデックスファンドの影響が気になる


変動率高くても投資を続けた方がいいなと思うデータでしたが、現状気になってるのは年々大きくなってるインデックスファンドの影響です。

各国の年金機構や企業大学の年金機構だけでなく個人投資家がパッシブ運用していて、アクティブ運用に対して比率は年々上昇している上に資産規模もどんどん膨らんでます。

リーマンショック時にアメリカの政権内でこれ以上下がると401kが大変なことになるという発言があったことをFRB議長のバーナンキは回顧録に書いてましたが、インデックスファンドの影響が株式にどれくらい影響あるのかなと。

加えて債券のインデックスファンドが金利に影響与えないのか?というのも欧州も低金利なだけに気になるんですよね。

1987年頃にはバンガードのファンドもかなりの規模になっていて、その後401kで大きくなったのを見ると、個人的に今後の相場にあまりポジティブではありませんが、短期調整があった後に1987年の後の10年や2009年から後の10年が再現する可能性もあるのかもしれません。

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