債券や小型株の下落が目立つ。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2022年1月度編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。3,6,12ヶ月リターン計算方法
①3ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から3ヶ月前の月末価格 - 1
②6ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から6ヶ月前の月末価格 - 1
③12ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から12ヶ月前の月末価格 - 1
④3,6,12ヶ月リターンの平均 = (①+②+③)÷3
⑤12か月移動平均 = 12か月分の合計÷12
⑥3,6,12ヶ月リターンの平均がプラス 且つ 市場価格が12カ月移動平均を上回った場合BUY、それ以外はSELL。
REITや生活必需品セクターが急上昇。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2021年12月度編 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。...
債券のETF
- TLT(長期債) SELL
LQD(投資適格社債) SELL
BND(米国債券) SELL
JNK(ジャンク債) SELL
BLV(米国長期債券) SELL
VCLT(米国長期社債) SELL
EDV(超長期米国債) SELL
REITのETF
- IFGL(米国除くREIT) SELL
IYR(米国REIT) BUY
セクターETF
- KXI(世界生活必需品) BUY
IXC(世界エネルギー) BUY
IXJ(世界ヘルスケア) BUY
VDC(米国生活必需品セクター) BUY
VHT(米国ヘルスケア・セクター) BUY→SELL
高配当系ETF
- HDV(高配当) BUY
VYM(高配当) BUY
VIG(連続増配) BUY
小型株とVTと米国外ETF
- VT(全世界株式) BUY→SELL
VSS(米国除く小型株) BUY→SELL→BUY→SELL
VB(米国小型株) BUY→SELL
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) BUY→SELL
VBK(米国スモールキャップ・グロース) SELL
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) SELL
VGK(ヨーロッパ) BUY
VWO(エマージング・マーケッツ) SELL
まず株価が下がっている状況なのに、債券がクッションにならず大きく下がっています。
とくにBNDは4%くらい1ヶ月で変動していて、ちょっと2018年10月~12月あたりと似たような空気を感じています。
あと2018年同様小型株が大きく下がっていて、米国以外の小型株も漏れなくSELLとなりました。
一方、高配当株とエネルギーセクターは上昇していましたが、これが継続するかというと後者は戦争が始まらない限り微妙かもしれません。
国別で見ると欧州株や新興国株はそこまで下がってないんですよね。
ただ、米国の金利が利上げとなりますと、新興国が無傷でいられるとも思えませんから、いま投資を選択するとすれば米国外先進国じゃないかと個人的には考えています。
まぁ、米国株に群がっていたイナゴがそこに流れ込みだしたら同じことになりますが、いまのところ話題にすらなってないので投資するならここかなと。
ともあれ2021年の適温相場とは明らかに空気が変わってきました。
来月配当再投資を行いますが、状況をしっかり見極めて投資対象も柔軟に選ぶ方向で考えたいです。


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