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関東在住福岡人のまったり投資日記

関東在住の三十路福岡人が海外ETF、インデックスファンド等の投資について語ります
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投資関連本

最強:アマゾン、青:アップル 赤の2大巨頭:グーグルとフェイスブック?GAFA next stage(ガーファ ネクストステージ)

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相場的にややグロース株優位から景色が変わりつつあるかなと思うのですが、それでもS&P500なんかでも牽引しているのはGAFAやマイクロソフトなどのハイテク企業になるかと思います。

では、アメリカ大手のハイテク企業や、今後有望なベンチャー企業はどこなのか?

それを知る上でGAFA 4騎士が創り変えた世界が面白かったので続編の「GAFA next stage ガーファ ネクストステージ」を読みました。

相変わらずスコット・ギャロウェイの文章はうまく、わたしは投資をして売ったとか損してるみたいなことも赤裸々に書かれていて面白かったです。

Google、Apple、Facebook、Amazonは神か悪魔か。GAFA 4騎士が創り変えた世界を読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記

ジム・クレイマーが提唱した注目する成長企業群FANGですが、2年前にはそれがNetflixがアリババに変わってFAAAになってたりとやはり成長企業は移り変わりが激しい印象を持ちました。...

書かれたのが2020年なのでコロナなどに関してやや情報が古い面があるのはちょっと残念でしたが。

とはいえ今後どの企業が有望か、あるいはハイテク企業に対する規制はどうなるのか含めて非常に面白い話が多かったです。

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青の騎士アップルと赤の2大巨頭グーグル&フェイスブック


GAFA+Xはパンデミックでより強大になり、強者はもっと強くなり、弱者はもっと弱くなるかあるいは死ぬと書いてあるのは、法律で縛らない限りそうなる可能性は高いかなと思いましたね。

で、前作GAFAではアップル=スティーブ・ジョブズを信仰する宗教などと書いてましたが、今回は以下のように区分けされてました。

    最強の騎士:アマゾン
    青の騎士:アップル
    赤の2大巨頭:グーグルとフェイスブック

「青」というのは高品質で高価格だが、裏でデータ利用がされにくいのに対して、「赤」のビジネスモデルというのは中品質で初期費用は安いが、ユーザーにプライバシーの提供を求めるものです。

個人的には青=民主党、赤=共和党の印象があるのでそれもかけてるのかと思いますけど、GAFAは青の民主党に近しい印象が強いですけどね。

それ以外の細かい業種も区分けされていて、動画サイトはyoutubeが赤、ネットフリックスが青、赤のEC(Amazon)、青のEC、ショッピファイみたいな区分けもあります。

Amazonに関しては赤の2大巨頭ほどではないけどいろいろあるという感じでしたね。

ちなみに今後の動向としては、メディアはGAFA+Xの次の戦場で、Amazonは配送業とヘルスケアに行き、アップルの持つ「ランドル=継続的な収益を生むセット商品」という武器があることの記載が多かったですね。

逆にGoogleとフェイスブックは記載が少なかった印象ですが、評価は最悪でした。

個人的にtwitterは青になれということをギャロウェイ氏がいってるのは一理あると思いますが、収益的なこととなるとなかなか難しさもあるだけにどうするのでしょうね。

アメリカの格差と教育関連への提言


この本は4章以降でかなり教育とそれに伴う格差が発生しているアメリカの状況が書かれてます。

「断絶」と「格差」が危険水域に達していて、GAFAを筆頭とする「大きすぎて潰せない」大企業の政治に与える間接的な影響に関して書かれた後、ギャロウェイ氏がアメリカ社会の病巣として強調しているのが、大学(高等教育)です。

過去40年間で、提供する教育の質はそれほど向上していないのに、授業料は1400%上昇しており入学者の特性を見ると、公正な競争による選別とはとても言えない状況を生んでいるとのこと。

で、その教育に関しては私立大学に課税して公立大学の建て直しや、テクノロジー企業との連携を説いていますし、今後アメリカの大学はそうなってく可能性は高いかなと思いました。

加えて授業料無償化はポピュリストのスローガンで逆に国への奉仕プログラムを行った方がいいというのは、ギャロウェイ氏のトランプ批判が散見される本では意外でしたね。

割と国への奉仕とか日本と比べてかなり意識は強いと思ってたのですが、それだけアメリカの大学や若い世代では不穏な空気があるのかもしれません。

情報が2020年で古くなってしまった面はありますけど、GAFAの状況や今後来そうなハイテク関連の企業に関して知ることができる有意義な一冊だと思います。
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