「私ほどケチな人を知りません」という厚切りジェイソン流 お金の増やし方
厚切りジェイソンの「ジェイソン流 お金の増やし方」が10万部を突破するレベルで売れてるようでしたので、気になって買って読んでみました。
帯が胡散臭いオリラジ中田とかハイパーインフレ芸人ではないのは好感度が高いのですけど、投資手法を見ればこんな感じになるかなと。
極めてシンプルに「米国株式全体をカバーする投資信託を、長期、分散、積立投資していただけ」で5人家族が一生安心して暮らせるだけの資産は築けたというものでした。
米国株式全体をカバーする投資信託を、長期、分散、積立投資
投資を始めて15年になるそうですが、2年くらい前に資産運用だけで一生暮らしていけるようになったそうです。
投資手法に関しては米国株式全体をカバーする投資信託を、長期、分散、積立投資で、楽天バンガードを積立ててるそうです(その後コスト安なので100%マネしなくてもいいかもしれない)
で、中国株には国の締め付けが強くなってる、仮想通貨絡みは50年後存在してない可能性があるということで投資をしないというのは全うだと思いますね。
これがうさんくさいインフルエンサー系芸人だとオンラインサロンやらで集金までいって違う感じになるのでしょうがw
ちなみになぜアメリカに投資かというと以下の理由です。
- リーマンショックやコロナショックなど、大暴落することがあっても回復してきた歴史がある。上下はするが、下がった時にでも長期で運用すれば、怖がらなくていいとわかるはず。
- 日常的に使っているものはアメリカの大きな企業のものばかり。アメリカ企業は強い。
- アメリカはトランプ政権時に法人に対する大幅な減税が行われたこともあって、企業が随分優遇されている。そういった企業が成長できるバックグラウンドがあることも将来性を感じさせる要因のひとつ。
アメリカのトップ企業の経営者たちは自社の株価を上げることをとても重要視している。経営者自身も大株主だからこそ、株価を上げるのに必死になる。 - アメリカでは収益を上げられない企業は、アメリカの市場を測る上で大切な米国株の代表的指標のダウ平均やS&P500の構成銘柄から容赦なく退場させられる。
こちらもシンプル且つわかりやすいかなと。
もちろんこういう言論が多数を占めますとフラグのように思えてきますが、胡散臭いインフルエンサーもどきが跋扈する状況下でアメリカ出身の人がいうのは説得力あるかと。
自分の仕事を選べる安心と自由のフリーパスポートを得た
資産を作りたいならまずは支出を見直すことを提唱していて、自分ほどケチな人間はいないとまで書いています。
こういう風に至った価値観で象徴的なものをピックアップすると以下でしょうか?
- 父からお金について教えられたことは一つだけ。1億円相当のドルをもらったときに、それを使い切るのも一つの選択だが、資産運用をすれば毎年600万円を永遠に手にすることができる。
- 自身の三人の娘さんたちに「もらったお年玉の額を記入させ、1年後の残高に対して10%の利子をあげている。
服はお下がり活用、コンビニは使わず業務スーパーで飲料など大量買い、飲み会はほぼ行かないという感じですが、一方で食費や教育費は4人暮らしの一般家庭より2万くらい多く使ってるのは興味深いですね。
コーヒーをボトルで会社に持ち込んでいる人はいましたが、水筒こそ節約のシンボルとかいってる人より、時間や手間かからずよほどまともだと思いますがね。
ともあれお金や仕事への価値観なども学べて投資初心者向けとしてはオススメできる内容だと思います。


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