サイコロジー・オブ・マネーの「目的のない貯蓄・投資こそが最大の価値を生む」というのは繁忙期に身にしみる
繁忙のピークは抜けた感がありますけど、不透明なものが残ってたりしている中、強制年休となりました。
繁忙期のため2月中は更新が不定期になる可能性が高いです。 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
コロナの影響による助っ人業務で先々週終わりから繁忙を極めており、先週終わりはメンタル崩壊気味でした。なんとか峠を越えましたが、自分のキャパを超えた指示と作業が振ってきた上に、色んな制約条件やらで、作業開始時点で3日ほど予定より遅れててトップが管理できていません。...
とはいえわたしは比較的慎重な人間ですし、当面の目標資産まではまだちょっと足らないというのは現実的にあるわけで、とりあえず耐えるかになるんですよね。
ただ、サイコロジー・オブ・マネーを年初に読んでたせいか、やはり自分の時間を好きなときに好きなことに使えるのってほんと大切だなと身にしみております。
ウォール・ストリート・ジャーナルにここ数年で最高かつもっとも独創的なお金の本と書かれた「サイコロジー・オブ・マネー」 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
年末年始はゴールデンウィーク、夏休みと並んで1日1冊ペースで本をかなり読むので、年明け一発目はこれはという本を紹介するようにしています。一昨年はFIRE、昨年は投資と来ましたが、今年は年末年始の帰省でこれは!と思ったお金の本を紹介したいなと。Amazonの投資・経済関連は変な本や書いてる人間が詐欺じゃないのか?と思わせる本で溢れておりますが、「サイコロジー・オブ・マネー」に関してはほんとオススメできる本でした...
目的のない貯蓄・投資こそが重要で自分の時間を買い戻すことが出来る
なぜ貯蓄するかというと教育資金、住宅資金確保、年金など将来のためなど目標があるという人は多いかもしれません。
ただ、結果的に化物語でも貝木が言ってたように「金は全ての代わりになる」わけで、個人的に目的もとくにないけど貯めるのは大事だと思うんですよね。
モーガン・ハウセルのサイコロジー・オブ・マネーではとくにこの目的のない貯蓄の重要性を以下のように説いてるんですよね。
- 特定の目的のためにだけ貯蓄するのは、全てが予測可能な世界では意味があるかもしれないが、私たちの世界はそうではない。
- 人生では最悪のタイミングで予期せぬ出来事が起こり得る。貯蓄はそのリスクに対する備え。
- 誰でもお金で得られるモノは知っているが、目に見えないリターンの価値は理解しにくくその存在に気づきにくい。
- 目的のない貯金をすれば、待つべきときはじっと待つ、チャンスが来たら飛びつく、考える時間も作れる、自分の意思で人生の軌道修正をできるなど選択肢と柔軟性を与える。
- これからの時代は競争相手がグローバル増えていて、自分を差別化するという問いに考えなればならず、頭の良さで勝負をするのは簡単ではない。知性は確実な強みにならない中、貯蓄がもたらす余裕から来る柔軟性は確実な強みになる。
- 時間や人生をコントロールできることは、世界でもっとも価値のある「通貨」になりつつある。だからこそ目的がなくてもお金を貯められるし、貯めるべきなのだ。
もちろん異論はあるでしょうし、使い方の最適化という意味でどうかという議論の余地はあるでしょう。
ただ、不確実な時代だからこそ貯蓄(ここでの貯蓄は投資も含む)をしなければならないというのは大切だと思いますし、貯蓄によって生まれる柔軟性という概念はこれからの時代のキーワードになるんじゃなかろうかと。
とくに今回忙しくて12日間ぶっ続けて働き続けたのですが、いろいろとしがらみで作業制約受けたり、ことの始まりがコロナ感染者からのプロジェクトの配置見直しだったりするのを見ますと、自分の好きなときに好きなことをやるってほんと重要ななと。
同時に選択肢を持つというのは心理的安全性にもつながるわけで、読んでいて腑に落ちるモノがありましたね。
昨年仕事でとあるセミナーにウェブで参加したのですが、これまではキャリアパスの進路があったが、これからは迷ってもどんな経路でもなんと目的地つけというのはその通りだよなと思うところが社内社外顧客なんかを見ていても思うわけで。
じゃあ個人でなんとかするしかないわけですがそれが万人できるかというと違う。
不確実な時代に備えるという意味で、古典的になるかもしれないけど目的のない貯蓄というのは重要性が高まるのでは?と思う今日この頃です。
ともあれ本では「物事がうまくいってるときには慎重に、うまくいかないときは寛容に」と書かれてました。
去年は出来過ぎでしたから、今年は波乱が待っているという覚悟で投資を継続していきたいと思います。


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