レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、再び新興国株を売ってPG、COST、PEP、MCDを買増し
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表されました。
個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。
海外ETFが中心のポートフォリオで、リスクを考慮したポートフォリオですので、インデックス投資をする人でも参考になる面は多いかと思います。
今年9月時点のポートフォリオでは新興国株式の比率を増やしている状況でしたが、3ヶ月経過してどう変わったのか?
レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、久々にVWO、EEM、IEMGの新興国株式ETFを買い増し - 関東在住福岡人のまったり投資日記
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表され始めました。個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。...
ブリッジウォーター・アソシエーツのポートフォリオ組み入れ上位変遷(2021年9月編)
著名な投資家のポートフォリオを確認できるウェブサイトiBillionairが2020年の1月でサービス終了したため、コチラで確認してましたが、今日の朝まで更新なし。
ということで別のサイトで見つけた値を参考にしました。
昨年9月の時点ではVWO、EEM、IEMGの新興国株式ETFを大きく買ってS&P500を抜いてワンツースリー体制になっていました。

ところが昨年末を見ると買いました新興国ETFの比率は逆戻りで減ってました。

とはいえ組入れトップのSPYも割合は増えたものの売却していて、顕著に増えているのはPG、COST、PEP、MCDの生活必需品関連でした。

コストコが入ってたので消費関連買ってるかというとウェルマートは売却の上位に来ています。
ただ、セクター別で見ると消費関連の比率は増えています。

有事の際の金をかなり評価しているレイ・ダリオですが、GLD、IAUといった金ETFは両方とも売りの方が大きくなっています。
S&P500の比率はまたまた過去最低からは増える
S&P500と新興国株のETFでポートフォリオの7~8割を占めていた期間が長かったわけですが、この比率は低下して20%切るレベルになっていました。


前回回復した新興国株の割合は再び減少。
S&P500に関してはSPYは売ってるのですが、IVVは買増ししているので全体を通しての比率は過去最低からやや増という感じです。
わずか3ヶ月で新興国株式を再び売り始めましたが、年明けから新興国だけでなく米国株も雲行きが怪しい状況。
3ヶ月後どういうポートフォリオになってるか気になるところです。


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