新興国債券関連のパフォーマンスがよろしくないので状況を確認したら、ロシアとウクライナで8%占めてた
資産の集計を2/27に行ったのですが、そのときは株式は横倍だけど債券が下がっていて、とくに新興国債券の減り方が大きいという状況でした。
株式は踏みとどまったが、債券が新興国中心に足を引っ張る状況。2022年2月終了時点ポートフォリオ&資産状況 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
寒かった今年の冬もようやく暖かくなってきて春が近づいてきたなという気がします。とはいえ春が近づいていますけど、世界情勢が非常に物騒になっております。ロシアのトップがソ連の復興的な危険な思想に陥ってるように見えるのですが、その要因を考えるときにブランコ・ミラノヴィッチの「資本主義だけ残った」に書いてあったことを思い出しました。...
ところがモスクワ市場が閉まって、ロシアの格付8段階降格となった中で、ファンドを運用している会社が臨時レポート出すようになってきました。
その中で、三菱UFJ国際投信株式会社のレポート見てたら、新興国債券そりゃ下がるよなと。
8資産均等型でも1%、新興国債券為替ヘッジ型は6%占めるロシア関連
三菱UFJ国際投信株式会社がeMAXIS含めてロシアとウクライナ関連の比率の資料を3/3に出していました。
「ロシア」、「ウクライナ」の有価証券および通貨ロシアルーブルの保有比率について
eMAXIS関連を抜粋すると以下の通り。


eNAXUSバランス型は両方持ってますが、バランス型ファンドでもロシア関連1%程度を占めてるんですね。
そして、新興国株式は2%を切るレベルですが、新興国債券はは為替ヘッジありだとなんとウクライナと合計して約8%。
わたしは野村のfunds-iの新興国債券為替ヘッジありをもってるのでそれも痛手になってるかと思います。
で、数年前からわたしはバンガードの新興国債券VWOBに分散投資として投資してました。
VWOBは米ドル建てになりますが、新興国株式(VWO)とか現地通貨建ての新興国債券(LEMB)と比較すると以下の通り。

直近100日で新興国株式と債券同じくらい下がっていて、米ドル建てだとマシという感じでしょうか。
この間S&P500はほぼ横倍ですから、確かに相関性は低そうですが・・
VWOB設定以来で見てもドル建てだろうが急落かましてるので、まぁ比率はあまり上げない程度に投資するのがベターかなと考えています。

ともあれ先週の動きを見たらVWOBはロシアがいなくなり浄化されたともいえなくもないですが、似たようなことが新興国では起こり得るだけに、これからも投資していきますが配当再投資枠では投資をしない方針で進めようかと考えています。


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