コロナショックの底から2年経過したが、直近1年は高配当株、バリュー株のターン
これまで株価が大きく下がる事象に遭遇してきました。
イギリスのEU離脱やらトランプ、バイデンが勝利する直近のアメリカ大統領選挙2回なんかもそれに該当しますけど、やはり瞬間的に一番大きかったのはコロナショックでしょう。
コロナは未知すぎた面もありましたし、実際その後感染拡大っぷりはいまに至るわけですし。
で、個人的にはブログというものの役割的にその後どうなったかを記録していきたいなと考えてまして、コロナショックの底から2年経った時のデータをちまちま見てました。
コロナショックの底から1年。小型株やエネルギー、資本財がハイテク株を上回る - 関東在住福岡人のまったり投資日記
テレワークが開始されて1年になりまして、ローテーションで出社からほぼ不定期に出社までなっており、出社=出張扱いになるとは1年前思いませんでした。で、当時の株価もこれはしばらく下がると言われていたのに、その後コロナの感染者は世界的に1波よりも倍増したにも関わらず株価は回復。...
過去2年の米国株ファクター別パフォーマンス
バリュー、グロースなどのスマートベータ関連で見るとどうなるのか?
以下のETFの過去2年のパフォーマンスを調べてみました。
クオリティ:iShares MSCI USA Quality Factor ETF (ティッカー:QUAL)
サイズ:iShares MSCI USA Size Factor ETF (ティッカー:SIZE)
モメンタム:iShares MSCI USA Momentum Factor ETF (ティッカー:MTUM)
低ボラティリティ:iShares MSCI USA Minimum Volatility ETF (ティッカー:USMV)
バンガード・米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)
バンガード・米国高配当株式ETF (ティッカー:VYM)
バンガード・スモールキャップETF(ティッカー:VB)
バンガード・米国バリューETF(ティッカー:VTV)
バンガード・米国グロースETF(ティッカー:VUG)
ゴールドマン・サックス・アクティブベータ米国大型株ETF(ティッカー:GSLC)
2020年3月から2021年3月だと以下のように小型株とグロース株がS&P500を上回ってました。

では2020年3月から2年という期間になると以下の通り。

傾向としては変わらずS&P500に対して小型株やグロースが優勢ですが、S&P500との差は縮まっています。
同時に緑のモメンタムは直近1年で失速傾向が顕著かなと言う印象を持ちます。
直近1年は高配当株、バリュー株のターン
では、直近1年(2021年3月~2022年3月)の期間で見ると景色一変。

小型株はプラマイゼロレベルで低迷し、オレンジのグロース株もS&P500にかなり負けてます。
一方、S&P500を上回っているのは黒の高配当株と紫のバリュー株。
もう5年以上グロースに負けていたファクターが巻き返しているのはちょっと空気が変わりつつあることの証左かなと思いますね。
ウクライナの問題でハイテク規制の話はやや後退していると思いますが、それでも一部で厳しい意見が顕在化してますし、金利の問題もある。
コロナから2年で強いファクターも変わる可能性も想定しつつ投資をしていきたいですね。


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