設定から1年経ったひふみ投信の4本のバランスファンド「ひふみらいと」「まるごとひふみ」の現状を確認してみた
昨年3月末にひふみ投信のレオス・キャピタルワークスからアクティブ運用の4本のバランスファンドが設定されました。
ひふみ投信のレオス、アクティブ運用の4本のバランスファンド「ひふみらいと」「まるごとひふみ」を新規設定 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ひふみ投信でおなじみレオス・キャピタルワークスが2/26にアクティブ運用のバランスファンド「ひふみらいと」と「まるごとひふみ」を新規設定すると発表しました。...
設定直後はSBIのファンドのランキング見てもバランス型ファンドの中では存在感がありました。
ただ、その後はeMAXIS Slimのバランス型あたりと比較しても影が薄くなってる印象でした。
設定から1年経ちますが、現状がどうなっているのか確認してみました。
まるごとひふみシリーズは株式の比率が高いほど資産規模が大きい傾向
設定から1年経過したわけですが、各バランス型ファンドの構成と総資産額は以下の通り。
ひふみらいと(ひふみ投信5%、ひふみワールド5%、債券90%) 30.65億円
まるごとひふみ15(ひふみ投信9%、ひふみワールド6%、債券85%) 112.89億円
まるごとひふみ50(ひふみ投信30%、ひふみワールド20% 、債券50%) 346.55億円
まるごとひふみ100(ひふみ投信60%、ひふみワールド40%、債券0%) 496.09億円
ひふみらいとはレオス・キャピタルワークスが販売窓口の直販商品という制限があるので資産規模が小さくなっています。
一方で、まるごとひふみの資産規模を比べても株式100%のまるごとひふみ100の資産規模が抜けていて、株式の比率が高いほど資産規模が大きい傾向があります。
まるごとひふみ100だと信託報酬が1%を超えちゃうんですが、それでもひふみで株式投資するという人が多いんでしょうね。
では、パフォーマンスはどうなのか?
基準価格が4本とも10000円割れしているので、あまりよろしくないように思われますが・・
比較対象としてはバランス型ファンドで人気のある、eMAXIS Slim8資産均等型と比較してみました。
青がまるごとひふみ50、ピンクがまるごとひふみ100、緑がeMAXIS Slim8資産均等型になります。

eMAXIS Slim8資産均等型は過去1年ほぼプラスで推移していますが、まるごとひふみは年明けからマイナスが続いています。
やはり株式の比率が高いとボラティリティが高く、債券組入れで低くなる傾向は現れてるかと思います。
バランス型ファンドの人気ランキングでも去年の今頃はベスト10に入ってましたが、最近は10位圏外に落ちていることもしばしば。
果たしてここからパフォーマンスが改善していくのか?定期的にウオッチしていきたいと思います。


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