ブラックロックがAGGの経費率を引き下げたので、バンガードが対抗してBNDやBLVなど債券ETFの経費率を引き下げ
米国トータル債券市場ETFというとバンガードのBNDとiシェアーズのAGGの2強という感じですが、長らくBNDがなぞの0.005%刻みの0.035%という経費率を続けていました。
コスト面で微差ではあるものの負けていたAGGですが、3月末にバンガードに対抗するためAGGなどの経費率が引き下げられました。
バンガードに対抗か?iシェアーズの米国債ETF(AGG)や新興国株(IEMG)などの経費率が引き下げられる。 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
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Vanguard Cuts Fees On 4 Bond ETFs | ETF.com
‘BND’ is getting a half-basis point haircut.
BSV、BIV、BLVは0.04%、BNDは0.03%に引き下げへ
引き下げがいつなのか記事には書かれていませんが、4/29からの模様。
既にBNDのHPみたら対応済でした。
4本の経費率の変遷は以下の通りです。
バンガード・米国トータル債券市場ETF(ティッカー:BND) 0.035%→0.03%
バンガード・米国短期債券ETF(ティッカー:BSV) 0.05%→0.04%
バンガード・米国中期債券ETF(ティッカー:BIV) 0.05%→0.04%
バンガード・米国長期債券ETF(ティッカー:BLV) 0.05%→0.04%
わたしが投資しているBLVも引き下げになりました。
BNDは89ドル→76ドルくらいの値下がり状態ですが、BLVは106ドル→82ドルですからね。
TLTはジム・クレイマーが指標といってるけど、値動き激しいのでBLVチョイスといっても円安なかったら結構きつかったと思います。
その意味で経費率引き下げはありがたいものの、まだ債券ETFは下がる余地があるので、BNDでお茶を濁すことも含めて残り1か月で次の投資を考えたいと思います。
にしても2年前の記事見てたら今回コスト引き下げになった4本中3本は0.07%だったんですよね。
バンガードの4本(BSV,BIV,BLV,VXF)も経費率ダウンへ。オールウェザー・ポートフォリオを構築したい人には朗報? - 関東在住福岡人のまったり投資日記
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そして、競争相手がiシェアーズだけでなくSSGAやチャールズ・シュワブあたりもいるのも大きいんでしょうね。
誰も米国債に投資しようとかtwitter上で見かけないのに加えて、ある意味経費率引き下げで投資の機会かなと思えてるので、リバランスどうするか含めてBNDとBLVの投資を5月中に検討したいなと思います。


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