直近2年のNASDAQ(QQQ)のパフォーマンス、ディフェンシブセクターの生活必需品(VDC)やヘルスケア(VHT)と差がなくなる
直近1ヶ月のNYダウの値動きを見ておりましたが、下がる→急反発を繰り返しつつ右肩下がりな感じで下がり続けております。
そんな中興味深いtweetを見かけました。
わたしの重視しているセクターの時代がキターとまではなりませんが、そこまでNASDAQ下がってんのかっていう印象ですね。ついにコロナショック直前からのXLV(ヘルスケア)とVDC(生活必需品)の両ディフェンシブセクターのリターンが、ナスダックのリターンを上回る!このような未来が訪れることを予想していた人がいただろうか?大勢が正しいと思ってることすら疑うべき。 pic.twitter.com/xY43RDQ24X
— ローンウルフ (@LONE_WOLF_R) May 13, 2022
コロナショック前だと2年2ヶ月くらい前で区切りとして微妙なので、もう少し細かく見てみました。
直近2年で生活必需品セクター(VDC)がS&P500やNASDAQを上回る
生活必需品(VDC)、ヘルスケア(VHT、XLV)、S&P500、NASDAQのパフォーマンスを細かく見ていきます。
ヘルスケアセクターはVHTとXLVのパフォーマンス差がそれなりにある(小型株の影響)ので両方見てみました。
まず2020年年初から見ると以下の通り。

水色のNASDAQがリードしていますが、直近半年でかなり下がってることが分かります。
それ以外のS&P500と2つのセクターはほぼ差がありません。
これを直近2年に短縮すると赤の生活必需品セクターが逆転。

ヘルスケアセクターはタイミング的な問題(コロナショックのときにあまり下がらなかった)か過去2年だとややよくない。
これをさらに短縮して過去1年に見ると、2つのセクターはS&P500やNASDAQを上回る結果に。

これは景色が変わってきたなぁという印象を持ちますね。
自分の下落耐性に合わせて投資対象を再考するのにいいタイミングでは?
個人的な考えとしてはボラティリティは下げたいというのがあって、もうかれこれ7年近く生活必需品(VDC)やヘルスケア(VHT)セクターのETFに投資しています。
なので今回のNASDAQの下げも気にならないというならばそのまま投資を続ければいいと思いますが、気になるのならS&P500にシフト、さらに気になるならディフェンシブセクター重視とかにシフトするとかが一つの手段になるかと。
自分の下落耐性に合わせて投資対象を再考するのにいいタイミングじゃないかと思います。
NASDAQに関しては単なるハイテクグロースというわけでもないですし、マイクロソフトとかアップルがずっと入ってるのでJASDAQとも違うのは確か。
ただ、直近15年くらいのグロース優勢は低金利の恩恵もあっただけに、これまでとはちょっと違うフェーズに入ることも意識しておいた方がいいんじゃないかなと考えます。
NASDAQ指数にレバレッジかけてる人をdisるのが目につきますが、まぁ否定はしないけどいま買い足すかというと微妙かなと思うんですよね。
だってまだ年金マイナスXX%ガーで日本の野党が騒いでませんし。
為替に関してはハイパーインフレ芸人の1ドル500円おじさんが爆誕したのでおちつきそうな気配もありますが、株式は野党がパフォーマンスしだしたときが底じゃないかと現時点では考えています。


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