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投資哲学・投資理論

ピーター・ティール「シリコンバレーの企業は本当の意味で革新的なものを生み出せていない」

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連休中に「ベンチャー・キャピタリスト」を読みました。


数十人にわたるベンチャー・キャピタリストへのインタビューが載っていて、ジェイソン・カラカニスのエンジェル投資家と違って十人十色の投資対象などがあって興味深かったです。

エンジェル投資家を読むと、職業投資家はとても厳しい仕事だと思う - 関東在住福岡人のまったり投資日記

ピーター・ティールの本を今年読みましたが、ティールが優先的に投資する際に特別な企業なのかを判定する上での判断方法なんかは興味深かったですね。また、ペイパルの創業者でもありますが、複数のベンチャーキャピタルを立ち上げたりしていて、ベンチャー起業への投資にも興味を持つきっかけになりました。...

その中でも一番最初にインタビューで出てきたのは「ペイパル・マフィア」のドン、ピーター・ティール。

そのピーター・ティールは「シリコンバレーの企業は本当の意味で革新的なものを生み出せていない」と言ってるのが印象に残りました。

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シリコンバレーの企業は本当の意味で革新的なものを生み出せていない


戦略とか哲学的な考えとしては、「ピーター・ティール」に書かれていたことから変わってないかなという印象でした。

ジョブズ、ザッカーバーグを超える反逆の起業家の実像とは?ピーター・ティールを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記

投資をやってる人で世界的な企業になるベンチャー企業を見つけることができれば・・と考える人は結構いるんじゃないでしょうか?ただ、自分の専門分野ならば見つける確率も多少は上がるかもしれませんけど、そう簡単には見つかるものではないでしょうし、ベンチャー企業も操業当初は自転車操業のところも多く、うまくいくとは限りませんからね。...

シリコンバレーに関して、巨大企業があぐらをかく「停滞エリア」に落ちぶれてしまったとまで書かれています。

とくにGoogleが例に挙がっていて、ピーター・ティールは以下のように発言しています。

  • Googleはゼロトゥワンを書いた2014年頃、社会をよくする存在として歓迎されていたが、社会的にネガティブな存在として受け止められている。
  • Googleはマイクロソフトのように独占事業会社とならないよう努力してきたので、自分t那智がとても創造的なスタートアップでアリ、既得権益の側でないというブランディングを繰り返した。
  • Googleはどこかでイノベーションを起こすのを諦めたのかもしれない。掲げてるのは独占企業であることを隠すためのプロパガンダになっている。
  • インターネット検索による広告ビジネスというものはとても収益性の高い物ですが、それで新しい未来を創れているわけではない。これがいまのGoogle経営陣にとって最大の難問です。そして、10年近くシリコンバレーを批判してきた本質でもある。
  • GAFAなどのビッグテックは本当に革新的なことに挑み続けたら、おそらく社会は前向きに彼らを受け止めただろう。素晴らしい独占があれば、悪い独占もある。

Googleに関してはGAFA系の中ではイノベーション関連をやってる方な印象もありますが・・

Amazonはベゾスが別会社でやってるところもありますし。

で、そんなピーター・ティールがイデオロギーではなくテクノロジーでつかむ自由ということで名前を上げていたのがパランティア。

自信が設立したベンチャーキャピタルのファウンダーズファンドで投資をしていて、共同創業者を務めています。

ビッグデータ分析の企業で、日本のヤマトHDや富士通,損保HDあたりともデータ活用で協業したりしてる模様。

個人的にはこの企業はなかなか面白いと思いますが、イノベーションを産み出すかは微妙なところもあるかなと読んでいて思いました。

コカ・コーラやアメリカンエクスプレスの顧客が離れてたりしてますし。

ちなみにピーター・ティールは以下のようにもいってました。

  • 元来ビジネスの主人公になれなかった、賢い頭脳を持った生真面目なオタク達が独占的なソフトウェアビジネスをつくる主人公になったオタクの世紀
  • 「起業家精神が万能薬であり、すべてを解決する」という意見は、シリコンバレー中心主義から生まれたおごりで、誤りであることを認めます。しかし、スタートアップによって新しいテクノロジーとビジネスをゼロから創造するという営みには、たしかに新しい未来を創るエッセンスが含まれています。

日本でもアメリカでも欧州でも未来に対する感覚が失われているとまでいってますけど、個人的にそれは当てはまるかなと思います。

それを留意した上でもスタートアップを支援する仕組みに関して出遅れ気味の日本は早急に整備する必要があるのではないかと感じました。
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