iシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)の利回りが6%超えている
インフレが投資の話題として上がることが増えていますが、インフレリスクへのヘッジとして利用するといわれているのが物価連動国債。
物価連動国債は、パフォーマンスが物価上昇率に連動するので、将来的にインフレになったときにも目減りしにくいという強みがあるといわれています。
そんな物価連動国債の投資先として、iシェアーズ 米国物価連動国債ETF(TIP)というETFがあるのですが、来月債券ETFに投資するので、利回りをチェックしてたらなんと利回り6%!
確かに債券ETFは軒並み価格が下がってるので、利回りは上がってるのはわかるのですが、6%ってちょっと違和感が。
というわけで、他の債券ETFとかも含めて調べてみました。
iシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)以外はさほど利回りは上昇していない
債券ETFの利回りはychartsというサイトで見れたのでピックアップしてみました。
まずはiシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)。

去年の後半からじわじわと上がり始めて、利上げのタイミングで上がっていってる印象。
1年で1%台から6%超えはやはい急な印象ですね。
では、他のETFはどうなのか?まずジムクレイマーが指標の一つといっていた、iシェアーズ 米国国債 20年超ETF(TLT)。

なんとまだ2%切ってるんですね。確かに上昇傾向ですが、意外と低いという印象ですね。
ちなみに標準偏差(%、3年)が15%を超えていて株式並みに価格が変動してます。
では、より短期ではどうかということで、1年未満の短期債が中心のiシェアーズ 米国短期国債 ETF(SHV)は以下の推移。

このETFは1年以上分配金ゼロが続いていたのですが、直近数ヶ月は分配金が出るようになってきています。
ただし、まだ2年前とかの水準は遠い状況です。
iシェアーズのETFばかり見てきましたが、ではバンガードのETFはどうか?
個人的には指標値になると思ってるBNDが以下の通り。

価格が大きく下がったのですが、利回りはそこまで上昇してない感じです。
傾向的にはTLTに近いものがあります。
では、長期債はどうかということで、個人的に投資しているBLVはちょっと傾向が違う。

BLVはコロナ前の水準まで上がってるんですよね。
これを見ると投資をしたくなってきますが、まぁもともとBLVは購入する予定ですのであとは比率を1週間後の5月末の集計の後から詰めたいと思います。
ここまでとりあえず主な債券ETFの利回りに絞って見てきましたが、ちょっと相場の空気も変わりつつあるような動きがちらほら見受けられます。
株価が何週連続で下がってるかもうわからなくなってきていて、そろそろ下げ止まるような気がしないこともないのですが、まだ底がある可能性も否定できない兆候もあるので、株式に関しては慎重に投資するフェーズかなと考えています。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る
