直近1ヶ月の米国市場では、S&P500ETFからも資金が流出しているが、QQQやTQQQは資金が流入している
株価がどかんと下がったりすると、米国市場のETFの流出入の流れを定期的にチェックしています。
年明けからの米国上場ETFの流出入を見ると債券ETFとQQQの流出が目立つが、TQQQは資金が流入している - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ウクライナ情勢が緊迫化しています。金利が重要なトピックになっていたのですが、それも吹き飛びそうな気配になってきていますね。間違いなく明日からの今週の相場は荒れる可能性が高そうですし、それなりに覚悟をしておかないといけないでしょう。...
ただ、流入のトップ10見ていたら意外にもQQQやTQQQは資金が流入しているんですよね。
直近1ヶ月の米国籍ETF資金流入トップ10は、短期債が目立つ中で、QQQ、TQQQ、HDVがランクイン
まずは直近1ヶ月の米国籍ETF資金流入トップ10を見てみましょう。

BILやSHV、BSVというTビルや短期国債ETFへの資金の流入が目立っています。
これまでだとこういう状況でもS&P500ETFが流入トップだったんですが、VOO、SPY、VTI、IVVあたりが軒並みランク外なところに、そりゃ株式下がるよなというのがわかる気がします。
一方、債券ETF一辺倒というわけでもなく株式ETFに流入してたりします。
まずNASDAQ100のQQQとNASDAQ100指数レバレッジ3倍のTQQQが上位に入ってるんですよね。
NASDAQはほんと下がってる感じですけど、まだ下がるんじゃないか?と思う人はわたし含めて多いと思うのですけど、それでも復調に賭ける人が結構いるんですよねぇ。
コロナショック時の水準まで下がった場合にどうなることやら・・
加えてこれまでランクインしてなかった高配当ETFのHDVもランクイン。
これはバリューよりな上にエネルギーセクター偏重が聴いてるんでしょうね。
直近1ヶ月の米国籍ETF資金流出はS&P500関連が目立つ
一方、流出はというとSPY、IVV、VOOとS&P500ETFが勢揃い。

ゴールドや小型株もランクインしていて、結構多岐にわたっています。
久々にここまでS&P500から流出しているのを見ただけに、2018年2月とか12月のような短期ではなく、同じく円安エネルギー価格上昇が見られた2015年後半から2016年秋頃までの相場のように1年以上に渡る冴えない相場が来る可能性もあるかなと。
現状レバレッジかける人をちらほら見かける中で、1年以上長期にわたって相場が冴えないとなると、バブルの歴史的に退場者が出てくるのかもしれません。


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