債券ETFが下落している中でのiシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)のパフォーマンスは他の債券ETFよりはマシ
先日、iシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)の利回りが6%超えているのを発見してしましたが、それ以外のETFの推移を見てみると、まだコロナ前の水準に戻っていない。
iシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)の利回りが6%超えている - 関東在住福岡人のまったり投資日記
インフレが投資の話題として上がることが増えていますが、インフレリスクへのヘッジとして利用するといわれているのが物価連動国債。物価連動国債は、パフォーマンスが物価上昇率に連動するので、将来的にインフレになったときにも目減りしにくいという強みがあるといわれています。...
で、金利の変動が今後も続くとすれば、将来的にインフレになったときにも目減りしにくいという強みがあるといわれている物価連動国債は投資対象になるのではないか?と思えてきます。
実際年明けから債券ETFは軒並み下落しているわけですが、物価連動国債のパフォーマンスはどうなってるのか気になって調べてみました。
iシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)のパフォーマンスは他の債券ETFよりはマシ
今年に入って下落が目立つ他の債券ETFと比較してどうかということで、米国債券総合のBND、適格社債のLQD、米国長期債のBLV、米国超長期債でジム・クレイマーが指標といってるTLTと比較しました。
まずは4年前の債券価格下落時含めて見るため過去5年のパフォーマンスが以下の通り。

特徴としてはコロナショック時にどのETFも激しく値動きしていることと、2018年の底の価格を現時点で下回ってるということですね。
青のTIPと水色のBNDは比較的近い値動きをコロナショック後も続いてましたが、2020年後半からは乖離しています。
2018年と比べても債券ETFの価格が下がる局面でTIP>BNDの傾向はありそうです。
では、過去1年くらいはどうなのかということで見てみると、TIPは確かに下がってるけどそこまで下がって無くてマシという状況。

社債や長期債が急落する中で、ポートフォリオに組み込むという意味では悪くなさそうです。
では、数値や相関性はどうかというと、5本のETFが設定された2007年以降の15年ではシャープレシオがTIPとBNDがいい。

ただし、米国株式市場との相関性も米国長期債よりは高い傾向があるようです。
相関性を見るとやっぱりTIPとBNDが一番高かったです。

TLTと組み合わせてポートフォリオを組のもありかと思いますが、個人的にはTLTやらEDVは債券としては値動き激しすぎるので個人的にはBNDとBLV持ってれば十分かなと考えます。
ある程度傾向はつかめたので、投資するかも含めて今月中に結論を出したいと思います。


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