iシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)の利回りを2ヶ月ぶりに確認すると6%台後半まで上昇してた
5月中旬にiシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)の利回りが6%超えているのを見つけました。
iシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)の利回りが6%超えている - 関東在住福岡人のまったり投資日記
インフレが投資の話題として上がることが増えていますが、インフレリスクへのヘッジとして利用するといわれているのが物価連動国債。物価連動国債は、パフォーマンスが物価上昇率に連動するので、将来的にインフレになったときにも目減りしにくいという強みがあるといわれています。...
その後2ヶ月近く経ち、債券ETFは底をつけた可能性もあるかと思う一方、さらに価格が下がりました。
なので債券ETFに投資したのですが、では利回りはどうなっているのか?
割安じゃないかと思うので、バンガードの3本の債券ETF(BND,BLV,VWOB)に投資をしました。 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
先週初めで半期に一度のがっつり投資を完了しました。なんか月明けに資産の集計をしていたら思ったより減ってないので、株式ETFに6月中旬までに投資したのがハマっているのかもしれません。...
iシェアーズ米国物価連動国債ETF(TIP)以外の利回りは横倍
iシェアーズ 米国物価連動国債ETF(TIP)の利回りを見ますと5月中旬で6%ちょうどくらいでした。
それが現在は6.64%と6%第後半に突入しています。

また、さらに上昇しているので直近3年の推移を見てみましたが、6月入っても上昇傾向。

ただ、直近でやや下がっているだけにもしかしてインフレのピークすぎた?という観測記事が散見されるのも影響しているかもしれません。
では、他のETFはどうなのか?まずジムクレイマーが指標の一つといっていた、iシェアーズ 米国国債 20年超ETF(TLT)。

コロナショックが起きた時の利回りに近づいていますが、超長期債で2%しかないのはコロナ前と比較してもまだ低いという印象は否めません。
では、短期債はどうかということで、1年未満の短期債が中心のiシェアーズ 米国短期国債 ETF(SHV)はどうなっているかというと、0.05%→0.17%。

正常化に向かい始めた途中という印象ですね。
続いて個人的には指標値になると思ってるBNDが以下の通り。

ここに来て利回りの上昇ペースはやや鈍った印象。
コロナ前の水準は遠そうです。
相変わらず毛色がTLTやBNDと異なるのはバンガードの長期債ETFであるBLV。

コロナ前の水準超えてる状況。
TLTとなぜ異なるかとしては、TLTよりも期間が短い長期債且つ、Government(国債)比率が約5割で残り半分はAT&Tなどの社債になります。
ほぼ100%国債のTLTとはまた違うということなのでしょう。
とはいえ6月末に債券ETFの価格の下落が軒並み止まった?ような印象を7月初めに資産集計のときに受けましたので、株価の下落は続くけど債券ETFの価格は底打ちの展開も頭の片隅に置いておいたほうがいいのかもしれません。


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