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投資哲学・投資理論

「改訂版金利をみれば投資はうまくいく」に載っていた投資環境スコアを算出してみた

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金利に関して日米欧で騒がしくなりつつありますが、個人的に指標的に予知できるものはないかと考えています。

そんな中、改訂版の「金利をみれば投資はうまくいく」を読んでいてこれは面白そうだというものを見つけました。

「炭鉱のカナリア」の金利を注視せよ。金利を見れば投資はうまくいくを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記

2月に株価が世界的に下がっていたもののその後は回復傾向であり、アメリカは6月に利上げするのではないかという話題もちらほら見かけるようになってきました。また、日本はマイナス金利を導入した際も「金利」とはという感じでニュースで話題になっていましたし、大半の人は銀行通帳を持っているでしょうから、預金の金利ということで金利が関係すると思います...

使用するのは4つのデータですべてセントルイス連保銀行のHPで入手可能とシンプルなもの。

もちろん万能ではありませんが、米国の投資環境を自動的に測定する方法の1つとしては有効かなと。

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米国の投資環境を判断する、投資環境スコア


以下のように政策金利、長短金利差、長期金利、社債スプレッド、米ドル指数をお元に算出しています(2022年3月時点)。

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個別スコアの意味合いとしてはそれぞれ以下の通り。

  • 政策金利→前年に比べて水準が高い利上げ時は、1年程度の時間を置いて景気減速に作用する。
  • 長短金利差→逆イールド(長短金利差がマイナス)になると景気減速を示唆する。
  • 長期金利→前年差を計算することで、長期金利が上昇か低下のトレンドかの判断に用いる。
  • 社債スプレッド→水準の前年差を計算して変化の方向を見る。スプレッドが拡大したら景気減速サイン。
  • 米ドル指数→前年比変化率を計算し、米ドル高の場合新興国経済にマイナス作用。

では、投資環境スコアがマイナス方向に行ったときにどうなったかというと以下の通り。

kinri-FullSizeR-20220727.jpg

突発的なコロナショックはともかく、それ以外は景気後退局面をとらえていることがわかります。

3月末時点から、政策金利や長短金利差の水準が-にいってることと、長期金利が低下し始めた場合はマイナスにかわっていくことから、景気後退が近づいているということ。

もちろん投資にも予測にも絶対はありませんが、投資環境スコアは危機を予測するヒントにはなりそうです。

では、現状どうなのかを調べると以下の通り。

  • 政策金利→現在1.21、1年前0.08でスコア-2
  • 長短金利差→2.91(10年国債利回り)-1.21(政策金利)=1.7で+2
  • 長期金利→現在2.91、1年前1.30でスコア+2
  • 社債スプレッド→現在2.20、1年前1.98でスコア-2
  • 米ドル指数→現在120.16、1年前111.61でスコア-2

トータル-2となりまして、3月末が+2だったわけで景気後退方向に向かってるのがわかります。

長期金利関連で変化があった倍は要警戒な印象を持ちますので、アンテナ張っておいて損はないでしょう。

ともあれ6月後半から多少株式が回復しているとはいえ、油断禁物という状況なのはわかりました。

投資をするにしても慎重に進めた方が賢明ではないかと思います。

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