現状の景気の季節は秋でやがて冬に向かう?「改訂版金利をみれば投資はうまくいく」
わたしは投資関連の本に関しては基本図書館においてある数が少ないですから、自腹購入しています。
ただ、数が多いので半年~1年スパンで売ってるわけですが、これ売ってないよなと思ってブログ書くように読もうとしたらどこにも見当たらず売ってたのかという本が数冊ありまして、その内の一冊が「金利を見れば投資はうまくいく」です。
「炭鉱のカナリア」の金利を注視せよ。金利を見れば投資はうまくいくを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記
2月に株価が世界的に下がっていたもののその後は回復傾向であり、アメリカは6月に利上げするのではないかという話題もちらほら見かけるようになってきました。また、日本はマイナス金利を導入した際も「金利」とはという感じでニュースで話題になっていましたし、大半の人は銀行通帳を持っているでしょうから、預金の金利ということで金利が関係すると思います。...
3つの金利(政策金利、10年国債利回り、社債利回り)で景気および株式・債券相場の予測をするというものですが、改訂版で相当内容が変った印象でした。
個人的に追加で本に書いてある内容とかを調べると、現状景気の季節は秋かなと。
現状の季節は秋でやがて冬に向かう?
個人的にセントルイス連銀での指数の調べ方などが載っていて非常に参考になりました。
日本、欧州(ドイツ)、アメリカの現状と今後の展望が書かれていて興味深く、とくにドイツでかつてのデフレ状態の日本と同じ道をたどる可能性が指摘されてたのは興味深かったです。
あと、日銀の政策はこの本のデータ元になって以降の4月の円安の動向を読めてたないようだと思いますし、日銀の金融緩和からの出口についても言及しており、イールドカーブコントロールの目標を10年から5年に変更して緩やかに長期金利の上昇を促す方向に現状はなってるのかなと思いました。
個人的に印象に残った図を引用するとまずは世界経済の中心アメリカの金利サイクル。

1年単位になってますが、案外秋に近く2023年が冬という可能性もあるかなと思いますし、リーマンショック以降の区分けもだいたいこんな感じで、秋から冬にかけて株価が大きく下げてた印象があります(その間もぼちぼち起きてますが)。
続いて日本国債に関しては格付け通りという指摘は以下のドルベースの利回り見たら納得できるものでした。

過度に悲観する必要もありませんが、MMTのような極論も無視していいくらいの認識で問題ないでしょう。
最後に投資商品に関してのサイクルはかなり参考になるかと思いますし、分散投資をする上で、今後どこに投資するかで参考にしたいなと思いました。

金融商品のカテゴリ見たらこのまま景気悪化だと債券→REITあたりかなと思いました。
ちなみにこの本が書かれた2022年3月では投資環境スコアが+2でしたが、現在調べたら-2まで下がってます。
「改訂版金利をみれば投資はうまくいく」に載っていた投資環境スコアを算出してみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
金利に関して日米欧で騒がしくなりつつありますが、個人的に指標的に予知できるものはないかと考えています。そんな中、改訂版の「金利をみれば投資はうまくいく」を読んでいてこれは面白そうだというものを見つけました。...
最後に投資の心得として「金利は有効な景気判断ツールで売買ではなく使う」と「全ては循環するので軸をずらすな」と上げてましたので、転換点が近いと思ったら警戒しつつ、状況が変ってないか提起観測・修正を繰り返すことが大事かと思いました。
ともあれ金利に関してわかりやすく書かれてるので、オススメできる一冊だと考えます。


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