バンガードのBNDがiシェアーズのAGGを抜いて、債券上場投資信託(ETF)の分野で世界首位に
バンガード、世界最大の債券ETFに-ブラックロックから王座奪う - Bloomberg検索
米資産運用会社バンガード・グループが債券上場投資信託(ETF)の分野で世界首位に踊り出た。
BNDは他のETFにはないなぞの経費率0.035%という0.005%刻みを数年行ってましたが、今年3月末にAGGが経費率を引き下げたので4月末に対抗してさらに引き下げ。
ブラックロックがAGGの経費率を引き下げたので、バンガードが対抗してBNDやBLVなど債券ETFの経費率を引き下げ - 関東在住福岡人のまったり投資日記
米国トータル債券市場ETFというとバンガードのBNDとiシェアーズのAGGの2強という感じですが、長らくBNDがなぞの0.005%刻みの0.035%という経費率を続けていました。コスト面で微差ではあるものの負けていたAGGですが、3月末にバンガードに対抗するためAGGなどの経費率が引き下げられました。月...
そういえば今年の1月に時価総額トップ100を調べてたのでそこからの変化を含めて調べてみました。ブラックロックはこれまで長きにわたり、6兆6000億ドル規模に上るETFの分野で最大の発行体として君臨してきたが、バンガードは同業界での地位を強化している。ジョン・ボーグル氏創業のバンガードは超低水準の手数料を武器に、資産規模での市場シェアを20年連続で拡大。米国のETF発行体2位の地位にあるが、米ETF運用資産は1兆8600億ドルと、ブラックロックの1兆9500億ドルとの差を劇的に縮めている
1月時点と比較してみると、BNDは総資産増、AGGは総資産大幅減
現時点での米国上場ETFの総資産高上位は以下の通り。

確かにBNDとAGGが逆転してました。
それにしても上位は全部マイナスですが、バリュー株のVTVだけ頭抜けてパフォーマンスがいいのがわかります。
1月末時点ではBNDが829億ドル、AGGが896億あったわけですから、債券ETFのパフォーマンスが如実に表れた格好。
米国上場ETFの時価総額トップ100の4年前からの変化を確認してみた - 関東在住福岡人のまったり投資日記
いろいろと米国上場ETFのデータを見たりすることがありますが、総資産額の順番ってどうなってるのかな?と思うときがあります。もちろん流出入のランキングとか見てもよほどのことがない限りはS&P500(SPY,IVV,VOO)とVTIが上位を占めてるとは思いますが、それ以降はどうなってるのかなと。...
ちなみにバリュー株VTVは米国外先進国株のVEAとIEFAを抜いて6番目になってます。
まぁ、欧州があの状況じゃ地政学的にそうなるんでしょう(主力の一角の日本も中国ロシアの隣ですし)。
債券ETFの資産総額トップ10
ではBNDとAGGの資産規模がトップ2なのですが、3番目以降どうなってるかを調べてみました。

3番目はバンガードの米国外債のBNDXでした。
それ以降を見ると中期債や短期債の方が目立ち、米国長期債で指標となると言われてるTLTは10番目。
ETFの資産規模的には短期債や中期債の方が大きい傾向はありそうです。
あと、上位がほぼiシェアーズとバンガードで占められてるのも特徴的でしょう。
株式だとSPDRのSPYがトップで、QQQも5番目ですし出来高もこの2つは大きい。
ETF総資産額の全体のランキング見ると半年でも変化が見られますので、定期的にウオッチしてみようかなと考えています。


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