レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、新興国株式(EEM,VWO)とアリババ(BABA)を売却して、組入れトップがP&Gに。
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表されました。
個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。
海外ETFが中心のポートフォリオで、リスクを考慮したポートフォリオですので、インデックス投資をする人でも参考になる面は多いかと思います。
3月時点のポートフォリオではバークシャーなんかを買ってる状況でしたが、3ヶ月経過してどう変わったのか?
レイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、S&P500 ETFの割合が過去最低になり、相変わらず金ETFを売却してる - 関東在住福岡人のまったり投資日記
4半期に1度のアメリカの著名ヘッジファンドが証券当局へ提出した資料が公表されました。個人的に確認しているのは、海外ETF中心に投資するレイ・ダリオ率いる世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツです。心...
ブリッジウォーター・アソシエーツのポートフォリオ組み入れ上位変遷(2022年6月編)
著名な投資家のポートフォリオを確認できるウェブサイトiBillionairが2020年の1月でサービス終了したため、コチラで確認してましたが、今日の朝まで更新なし。
ということで別のサイトで見つけた値を参考にしました。
3月の時点ではやや新興国ETFの比率が増加していました。

2022年6月になるとVWOとEEMの新興国株式ETFの比率が大きく減少して6%程度とかなり縮小。直近10年では最小です。

組入れトップがP&Gになり2番目もジョンソン&ジョンソン。
かつてETFの比率がポートフォリオの9割近くまでの時期があるだけに、この結果は隔世の感があります。
ちなみに購入と売却で比率が高いのを見ると、新興国ETFとアリババの売却が目立ちます。

アリババの売却の比率を見ておりますと、ほぼ完全に売却したようです。
ちなみにセクター別の比率に関してはややエネルギーセクターの比率が上昇していました。

S&P500の比率はまたまた下がる
S&P500と新興国株のETFでポートフォリオの7~8割を占めていた期間が長かったわけですが、この比率は低下して20%切るレベルになっていました。


S&P500に関してはさらに比率が減ってIVV+SPYの合計が過去最低水準な上に、新興国株式も直近10年で最低に。
EEMは完全売却してないようですが、コスト的にVWOやIEMGと比べて経費率が高いので、コスト削減の意味合いもあるかもしれません。
結構中国押してたヘッジファンドの印象ですが、BABAや新興国株式の比率をどんどん下げてるのは興味深い事象です。
債券ETFを購入しておらず、金ETFも売却していて、米国の消費関連が増えている印象がありますけど、この傾向が続くのか気になるところです。


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