REIT上場投資信託(ETF)の分野は、トップのバンガードVNQを除けば資産規模が小さい
昨日、バンガードのBNDがiシェアーズのAGGをぬいて債券上場投資信託(ETF)の分野でトップに立ったことを記事にしました。
バンガードのBNDがiシェアーズのAGGを抜いて、債券上場投資信託(ETF)の分野で世界首位に - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ブルームバーグを読んでいたら以下の記事を見つけました。バンガード、世界最大の債券ETFに-ブラックロックから王座奪う - Bloomberg検索米資産運用会社バンガード・グループが債券上場投資信託(ETF)の分野で世界首位に踊り出た。www.bloomberg.co.jpバンガードのBNDがiシェアーズのAGGを抜いて世界最大の債券ETFになったようです。...
個人的にbondで債券が見れるとすればREITはどうなってるのかな?と思いまして調べてみました。
バンガードのVNQがトップだが、それ以外の資産規模は小さい
米国上場ETFの内、REITカテゴリに分類されるETFの資産規模の順番が以下の通り。

トップはバンガードの米国REIT ETFのVNQで2位のSCHHの6倍以上の資産規模。
ただし、この規模を債券ETFに当てはめるとBNDやAGGの半分の規模ですし、債券ETFの資産規模で3位から5位のBNDX、VCSH、VCITあたりと400億ドル台で同じ規模。
債券ETFはiシェアーズとバンガードの寡占ですが、こちらはSPDRやシュワヴなども上位に来てるのも特徴的です。
もっとも日本で資産運用する場合に大手ネット証券で購入可能なのが、一覧表の中で、XLRE、IYR、RWRの3つだけという状況ですので、債券や株式と比べて非常に環境が悪い。
まぁ、このVNQ以外の資産規模を見たら大手ネット証券で取り扱いがないというのもわからないくもないのですが。
とはいえVNQやVNQIまたはUSRT、REETが取り扱ってくれれば・・と思わざる得ません。
一応、iシェアーズのUSRTは1659で代替可能ですが、HDVの東証上場版が償還されたのを見ますと投資する気にはなれません。
ちなみに米国内外で見ていくと、株式は米国株ETFで資産規模が最も大きいSPYと米国外株ETFで資産規模が最も大きいVEAで3.9倍の差。
債券ETFだと米国債券の資産規模が最も大きいBNDと米国外債券の資産規模が最も大きいBNDXで1.8倍。
SPYの設定時期が早いので株式は差が開いていますが、債券はそこまで開いていません(BNDは設定から15年程度)。
一方、REITは米国REITのVNQと米国外REITのVNQIで資産規模は10倍近くの差。
米国外REITの資産規模の小ささも大手ネット証券で取り扱いが整備されてない一因なのかもしれません。


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