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投資関連本

「裏道を行け ディストピア世界をHACKする」を読んだが、重要なのはハックすることより歪みをついたり、既存制度の最大限活用じゃないかと思う

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橘玲氏の「裏道を行け ディストピア世界をHACKする」を読みました。


本の結論的な考えとしては「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」とあまり変らないのかなという印象を持つ物でしたね。

制度のゆがみをついて黄金の羽根を手に入れろ!新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめを読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記

幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」を読み増して、橘玲氏の著作をほかにも読んでみようと考えておりました。...

で、この本では格差を乗り越える(ハックする)方法を説いた本で、ハックとは「革新的でカッコよく、高度なテクニックを駆使した妙技」のこと。

恋愛や金融の事例や最新の脳科学を事例を紹介していて興味深いものでしたが、個人的にハックするというよりは歪みをついたり、既存の制度を最大限活用するのが重要なのではと考えるんですよね。

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重要なのはハックすることより歪みをついたり、既存制度の最大限活用じゃないかと思う


1章で恋愛ハックということで、恋愛工学を取り上げて、2章では「金融市場をハック」では金融工学を駆使してお金を稼いだ例を紹介しています。

ただしいずれも万能ではなく、恋愛工学の元になったアメリカで本を出した人間が離婚していたり、金融工学に関してもエドワード・ソープはガサ入れで一度ヘッジファンドを解散する羽目になっています。

エドワード・ソープはもしヘッジファンド解散せずに済めば相当な利益を上げていたはずで、それを体現しているのがシモンズのメダリオン。

バフェットやソロスなど著名な投資家を上回るパフォーマンスで有名です。


市場は人間の欲望の反映なのだから、そこには常に歪みがある。それこそが合理的な投資家にとって収益の源泉であり、再現可能なアノマリー(市場の歪み)を見つけさえすればということになります。

ただ、1970年代や1980年代は可能でしたが、現在これとおなじことをしようとすると難易度は上がってるかと思いますね。

で、シモンズとソープはどういう言葉を残しているかというと以下の通り。

  • 個人投資家が金融市場をハックするのは不可能であることを前提に、「インデックスファンドを買いなさい」「よい株を長く持ちなさい」
  • 非課税口座で投資をしている人や財団は、株式に投資するならノーロードで投資するインデックスファンドで乗り換えた方がいいかもしれない。アクティブ運用で行くならそれで大きなエッジが得られると考えていい強力な根拠が必要だ。自分の経験では優れた映画ら選択能力なんてそうあるものではない。
  • できるだけ賢い人、できれば自分よりも賢い人と仕事をせよ。簡単にあきらめずにやり通せ。

という感じで投資に関してはこういう結論になるわけで、3番目で自分がソープやシモンズより賢いと思える人なんてそうそういないでしょうから、個人的にはこの言葉を活用しつつ生きていくのがベターじゃないかと思いました。

ですので投資はシンプル、仕事も賢い人の近くにいるのを維持というのが重要だなと。

同時に個人でそれ以外にできる事って歪みをついたり、既存制度の最大限活用じゃないかと思うんですよね。

お得な制度や、制度ができたときに歪みがあったりする場合にそれを最大限活用する、制度が変ったらそれに対応するを繰り返すことでちりつも的に差はでてくるんじゃないかと考えます。

以前橘氏は「経済的に成功するためには、「経済合理的」でなくてはならない。その意味で、国家は、人生を最適設計するための道具」と言い切ってましたが、まさにそのことは普遍ではないかと読んでいて思いました。

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