【悲報】iシェアーズMSCIロシアETF(ERUS)、取引停止から5ヶ月で上場廃止が決定し償還へ
ロシアのウクライナ侵攻で3/4から取引停止状態になっていた、iシェアーズMSCIロシアETF(ERUS)ですがどうやら上場廃止が確定したようです。
株価の値は取引停止の8ドル程度だったのですが、iシェアーズの公式では0.07ドルという謎の値をつけていましたが、なんか現金化するまでこれくらい時間かかるということなのかもしれません。
iシェアーズ MSCI ロシアETF(ERUS)の現在の基準価格は0.07ドル - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ロシア関連の投資信託やETFの取引が停止されて1ヶ月経過しました。2月頃はロシアとウクライナの比率が新興国株式よりも比率の高い新興国債券が大きく下がっていましたが、多少は落ち着いてきたかと思います。新興国株式に関しては上海のロックダウンとかの影響もありますし。...
SBI証券はどうなってるんだと思ったら、ひっそりと本日の注意銘柄のところで、8/17以降に清算予定と出ていました。
本日の注意銘柄

8/15朝現在、日本語版のERUSのHPに出てないようですが、そのうち償還通知が出るのかもしれません。
3月取引停止→6月配当ゼロ→8月償還
ERUSのサイト見ますと一応6月配当はゼロと言うことで載っていました。
また、iシェアーズからは一応運用報告みたいなのも出てました。
ERUS運用報告

無慈悲なナイアガラですが、上位保有銘柄見てるとガスプロムなど3月以降ニュースでも出てきてた企業はまだ保有している状況でした。

それでもキャッシュ94%程度まで増えてる状況でしたが、残りは時間をかけて最終処分と言うことでしょうかね?
実際金融制裁の実行には時間がかかるとも言われていましたし。
これで東証上場の「 (NEXT FUNDS)ロシア株式指数上場投信(1324)」も続くかもしれません。
それにしても新興国とはいえ上位に組入れられていた国のETFが償還は流石に創造できませんでした。
デフォルトの話が出てたスリランカの指数ですら以下のように7月末のパフォーマンスが出てますし。

泥沼の長期戦になったので今後も制裁は継続していくでしょうから、今後のロシア株が正常に戻るのはいつになるのか・・という印象です。
ある意味経済制裁がここまで行われるという上限的なものが今回で決まったのを見ますと、それなりの戦争抑止力になるのかもしれません。
収益のエネルギーは欧米日が原発回帰と新規エネルギー開発の加速となるでしょうから、長期で見た場合にエネルギー関連でもロシアにとってマイナスになると考えます。
肝心の戦争も2方向に戦線が伸びきってて、ロシア側の兵站を最新鋭機で攻撃されてるので、陣地を相当失うフェーズが来たときに講和となるのかどうか・・
ウクライナの政治家の本を読んでますが、もちろん汚れた部分が結構ある人たちが歴代のトップだったりするんですけど、ロシアの政治家と比べるとまともなのは間違いないかなと思いました。


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