グローバル割安株投資でオススメされていたSMT 日本株配当貴族インデックス・オープンの現状を調べてみると・・
ちょっとずらした休み期間中に「米国株なんて買うな!インデックス投資も今はやめとけ!グローバル割安株投資」という本を読みました。
帯が森永卓郎氏なので反米思想なんだろなと思う人もいるかもしれませんが、歴史的に割高だから米国株を買うなという大雑把な内容です(同様の理由でインデックス投資もいまは止めとけという意見)。
別途に記事にするつもりですが、本の中でETFやファンドのオススメを紹介していたのです。
その中で、久々に「SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン」という単語を聞いてそういや今どうなってんだろなと思って調べてみました。
資産規模が5億もなくて、欧州株の配当貴族より資産規模が小さいファンドをオススメして大丈夫?
SBI証券で配当貴族の検索をかけると以下のファンド一覧が出てきました。

全部ノーロードではあります。
Funds-iの米国株配当貴族は300億近くの資産規模で、なかなかの人気。
米国株の配当貴族のファンドはそれなりの資産規模になっていますが、気になるのは下2つの欧州株と日本株の配当貴族ファンド。
いずれもSMTのシリーズですが、欧州株・日本株ともに資産規模が非常に小さく、日本株に至っては3億台。
この資産規模でオススメして大丈夫?という気がします。
運用開始して5年以上経過しててこの資産規模で今後を展望するのは難しそうですが。

しかもこのファンド資産規模20億くらいあったのが、2年前に3分の1以下に急減していて何があったのやら。
7月時点の組み入れ上位10社を見るとデンカ、エネオス、住友林業、オートバックス、東ソーあたりが有名企業だと思います。

一応過去1年、3年、5年のパフォーマンスではTOPIXを上回っておりますが・・
個人的には嫌いではない投資手法なんですけど、現実的にこのファンドに投資するかというと償還リスクとか考えるとないなと考えます。


フォローする Follow @garboflash
更新情報を受け取る

- 関連記事
-
- TwitterでもブログでもeMAXIS Slim 全世界株式が強すぎる「Fund of the Year 2022」
- 「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」に投票しました。
- グローバル割安株投資でオススメされていたSMT 日本株配当貴族インデックス・オープンの現状を調べてみると・・
- チャールズ・エリス「アメリカのように経済規模が大きく、複雑で、ドルのように国際的に流通してないとリスクが高い」
- バランス型ファンドの人気が急落したFund of the Year 2021