「グローバル割安株投資」でオススメされていた華咲く中小型とJ-Stockアクティブオープン
先週、SMT 日本株配当貴族インデックス・オープンについて調べましたが、「グローバル割安株投資」ではそれ以外に3つの日本株のファンドがおすすめファンド4選ということで載っていました。
グローバル割安株投資でオススメされていたSMT 日本株配当貴族インデックス・オープンの現状を調べてみると・・ - 関東在住福岡人のまったり投資日記
ちょっとずらした休み期間中に「米国株なんて買うな!インデックス投資も今はやめとけ!グローバル割安株投資」という本を読みました。...
本の中で特に割安株、割安小型株を推奨する理由として以下が上がっていました。
- ウィズダムツリーの調査によると、日本株と米国株のPER比較において現在は過去23年でもっとも日本株が割安になっている。
- GMOは2021年日本の小型割安株が世界の株式の中でもっとも魅力的というコメントを発表した。
- ウェリントン・マネジメントは世界の株式市場の中で、日本市場はもっともアクティブ運用の成績がいいという調査結果を発表した。
以上の観点より2つのアクティブファンドが紹介されてたのですが、実際のところどうよ?と気になったので調べてみました。
スパークス・M&S・ジャパン・ファンド(華咲く中小型)
日本の中小型株を中心に、企業の価値と株価の乖離が大きく割安な銘柄に投資するファンドで、スパークスの創業者は書籍多数。
日野氏によると運用開始から15年が経過していてすべての日本株ファンドの中でも上位の運用成績を収めてきた点で信頼性が高いそうです。
信託報酬は2.057%と高く、15年運用してきた割に純資産68.5億。
このファンドは名前を聞いたことがあるレベルで有名だと思っていましたが、純資産少なくないかと。
調べてみたらファンドは2018年頃から減少。ひふみ投信が伸び悩み始めた時期とも重なります。

パフォーマンスも過去10年だと圧倒的なのですが、過去3年となるとTOPIXや日経平均に負けている。


平均回帰でまたいい時期が来るのか、小型株不利な時期が続くのか2012年から2018年まで小型株優位だった時期を考えると、まだ不調期が続く可能性もありそうですが。
J-Stockアクティブオープン
続いて私は存在を認識してなかったファンド。
JASDAQや東証マザーズに上場する銘柄から割安な銘柄を選んで投資する。東証1部以外の銘柄に投資できる手段は貴重だそうです。
ファンドマネージャーは苦瓜達郎氏。
こちらは信託報酬1.650%なんですが、純資産12.1億と小さい。
なんか調べてたら償還日が1年後なのもあるかもしれませんが。

ちなみに資産規模を設定来で見てみると、リーマンショックで急減、その後増えたけどこれもやはり2018年頃増えた資産が減ってる状況。

というか償還まで1年くらいしかないファンドをオススメに上げても・・と思うのですが。
ともあれ2018年以降低迷の小型割安株は確かにファンドの資産減りすぎとかあるかもしれませんし、平均回帰を考えれば投資するのは面白いというのは一理あるかと思いますが・・あまり魅力的なファンドとなるとなかなかないのが実情かなと調べてみて思いました。


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