結局上場予定5日前の上場延期はなんだったのか?「ひふみ投信」のレオス、東証に上場申請
「ひふみ投信」のレオス・キャピタルワークスが、東京証券取引所に上場を申請するようです。
「ひふみ投信」のレオス、東証に上場申請 区分は未定: 日本経済新聞
投資信託の「ひふみ投信」などを運用するレオス・キャピタルワークス(東京・千代田)は2日、東京証券取引所に上場を申請したと発表した。上場する市場や上場時期は未定。レオスの藤野英人会長兼社長は同日、日本経済新聞の取材に対し「上場で知名度を上げるとともに、調達する資金で世界株の運用体制を強化する」と述べた。レオスは企業の成長性などを見極めて銘柄を選ぶアクティブ運用に力を入れる。販売会社を通さない「直
ところが上場予定の前の週に上場が延期。
【悲報?朗報?】ひふみ投信のレオス・キャピタルワークス、上場予定5日前に上場延期 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
いつのまにか日経平均が20000円にタッチしそうなレベルまで下がってきていて、PERで見ても割安水準といってよさそうなレベルまで来ています。相場が荒れ始めたこのタイミングでひふみ投信のレオス・キャピタルワークスは来週の12/25に上場予定になっていました。...
当時、みずほ証券からは「白なのは分かっているが、『驚きの白』にしてほしいので上場を延期してください」とまで言われてましたが。
SBIホールディングスの子会社になってから上場再申請
レオス・キャピタルワークスは2018年末に上場を延期した後、2020年にSBIホールディングスの子会社になっていました。
SBIホールディングスがひふみ投信のレオス・キャピタルワークスを子会社化。セゾン投信あたりの買収もありえるかも - 関東在住福岡人のまったり投資日記
夕方日経でニュースになっていて驚いたのですが、ひふみ投信などを運用するレオス・キャピタルワークスの発行済み株式の51%をSBIホールディングスが取得することで合意したそうです。...
2018年は色々あって、2月に小型株が冴えなくなってからひふみ投信も伸びが鈍化した印象がありましたし、夏場にはロケットの失敗、TATERUへの投資などもありましたので、その辺もなにかあったのかもしれませんが。
で、上場どうよ?と思うのですが、スパークスが20年以上上場してるので問題なさそうだと思うのですが、懸念点はファンドの勢い。
以下のようにSBI証券の国内株式では月間販売金額人気ランキングでも2番手になるレベルで人気があります(ただし、過去1年ではに入ってからTOPIXや日経平均に負けている)。

ところがここ数年で出したひふみワールドやらバランス型ファンドはSBI証券のランキングでも出てこない。
一応資産規模的にまるごとひふみ100とひふみワールドは400億を超えてきてますが、ひふみ投信本体以外の柱も育てたいところでしょう。

ひふみワールド設定あたりから、米国にオフィスを開設するなど拠点や人員を拡充していて、それを欧州・アジアにも広げるようです。
ただし、ひふみ投信ができたときと違って、低コストインデックスファンドの登場で投資環境はかなり改善されていて環境が変わっています。
その中でどう現状から成長していくのか、なかなか難しい舵取りになる可能性もあるかなと考えています。


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