「グローバル割安株投資」で推奨されていたインベスコ FTSE RAFI 先進国市場(米国を除く)ETF(PXF)
「米国株なんて買うな!インデックス投資も今はやめとけ!グローバル割安株投資」を先月紹介しましたが、その中でオススメされてたファンドは急激に資金が流出してたり、ファンドの資産規模が小さすぎたりと微妙なものが多かったです。
米国株は歴史上最大のバブル?「米国株なんて買うな!インデックス投資も今はやめとけ!グローバル割安株投資」を読んで - 関東在住福岡人のまったり投資日記
先週、とある本でオススメされていた配当貴族指数のインデックスファンドに関して書いたらその本に関して反響がありました。というわけで「米国株なんて買うな!インデックス投資も今はやめとけ!グローバル割安株投資」の内容を紹介したいと思います。 ...
それが「インベスコ FTSE RAFI 先進国市場(米国を除く)ETF(ティッカー:PXF)」です。
FTSE・RAFI・先進国(米国を除く)1000・インデックスに連動するファンドで、米国外の先進国の割安株に投資するETFになります。
複数のバリュエーション指標を使って保有する企業と割合を決めるインデックスに連動していて約1000銘柄に分散投資をしています。
これは悪くなさそうだと思いましたので、いろいろと調べてみました。
インベスコ FTSE RAFI 先進国市場(米国を除く)ETF(PXF)
インベスコ FTSE RAFI 先進国市場(米国を除く)ETF(ティッカー:PXF)の経費率は0.45%。資産規模も10億ドルあり十分な規模と言えるでしょう。
ただ、類似のiシェアーズのETF(IQLT)の経費率は0.30%ですが、大手ネット証券では取り扱いないですからね。
バリュー株なだけあって、PERが10.5くらい、PBRも1.2程度と特徴が現れています。
なお配当率は5.69%と高めでした。
では、中身がどうなっているかというと国別比率では日本がトップ。

FTSEですので韓国が先進国扱いになっています。
それにしても米国外なのになぜか米国が3.6%もポートフォリオに入ってます。
セクター別で見てみると金融セクターの比率が突出して4分の1程度。

ただし、どのセクターにもまんべんなく投資している印象です。
最後に組入れ上位10社ですが、シェルがトップ。

国別で日本の比率は2割あるのですが、上位だとトヨタのみ。
ゆうちょや東京海上、みずほ、オリックス、第一生命も組入れられてます。保険関連が多い印象でした。
では、パフォーマンスはどうなのか?FTSE米国外先進国株のVEAやS&P500と比較すると以下の通り。

直近1年だとVEAは上回ってる状況。ただし、過去10年だとVEAを下回ってます。

ただ、直近1年で差は縮まってきており、バリュー株回帰は現象としてあるかなという印象です。
グロース優勢からバリュー優勢に変わると考えるならば選択肢として悪くないETFではないかと考えます。


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