過去1年ではS&P500を10%アウトパフォームしているバンガード米国バリューETF(VTV)の現状
8年前にバンガードのバリュー株のETF(VTV)とグロース株のETF(VUG)が日本の大手ネット証券3社でも購入可能になりました。
1年おきのタイミングでこの時期毎年中身とかパフォーマンスを定期的に確認しています。
というわけで2回に渡って現状をまとめる回の1回目はバンガード 米国バリューETF(VTV)。
昨年の今頃からバリュー株ETFがS&P500を上回るようになっていました。
過去1年ではS&P500を上回っているバンガード 米国バリューETF(VTV)の現状 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
7年前にバンガードのバリュー株のETF(VTV)とグロース株のETF(VUG)が日本の大手ネット証券3社でも購入可能になりました。...
再びヘルスケアセクターが組入れトップに
まずバンガード・米国バリューETF(VTV)のセクター別の比率を確認してみましょう。
昨年は金融セクターが組入れトップでした。

現状はというと金融・ヘルスケアの2トップなのは変わりありませんが、ヘルスケアセクターの方が組入れトップに返り咲いています。

ただ、それ以外のセクターに関しては1年前からあまり変動はない状況。
では、銘柄はというと以下のような組入れ上位10社。

順番が入れ替わったりしていますが、ほぼ面子は変わらず、バークシャーが組入れトップでした。
VTVは過去1年ではS&P500を10%以上上回っている
日本でVTVが買えるようになって以来、グロース株全盛の状況で、なかなかバリュー株のターンも短期で終わったりしてました。
ところが明確に過去1年バリュー株がS&P500を上回るときがきました。

VTVはマイナス2%と過去1年でプラスが見えてるのに対して、S&P500はそこから10%以上の差。
今週決算続きのハイテク株の下落の影響も受けてますね。
そろそろコロナ前の水準でもバリュー株がS&P500を上回る頃合いかと思い見てみたら、2020年年始からでほぼ差がなくなってる状況。

ITバブル後からリーマンショックくらいまでバリュー株が上回っていた時期がありましたし、その再来かもしれません。
となると色々と歴史の韻を踏む事象も現れるでしょうから、REITとかも注意しておいた方がよさそうな気がしています。


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