過去1年バリュー株(VTV)に25%以上負けているバンガード・米国グロースETF(VUG)
バンガードのバリュー株のETF(VTV)とグロース株のETF(VUG)が日本の大手ネット証券3社でも購入可能になり早8年。
毎年この時期両者の比較を行っております。
前回はバリュー株の方を確認しましたが、過去1年ではS&P500を10%上回っているという結果でした。
昨年の今頃は直近1年のパフォーマンスがバリュー株とグロース株で五分五分状況でしたが、1年経ってグロース株の状況はどうなっているのか?
過去1年S&P500やバリュー株(VTV)と五分五分のバンガード・米国グロースETF(VUG) - 関東在住福岡人のまったり投資日記
バンガードのバリュー株のETF(VTV)とグロース株のETF(VUG)が日本の大手ネット証券3社でも購入可能になり早7年。...
テクノロジーセクターの割合が5割を割る
それではバンガード・米国グロースETF(VUG)の現状を見ていきましょう。
まずはセクターの比率ですが、昨年の今頃はテクノロジーセクターの比率が57%と6割台も射程に捉えましたが、現在は4割割れすら見えるところまで縮小。

VUGの構成は変化合ったか?と思って見てみたら、GAFAM全部株価が下がって比率は変わらず、それに続くテスラとNVIDIAも同様。

若干ビザが前年同期比より比率を上げていました。
バリュー株ETF(VTV) vs グロース株ETF(VUG) 2022年10月時点
最後にバリュー株ETF(VTV)とグロース株ETF(VUG)のおもな特徴をまとめますと以下の通りです。
ティッカー | VTV(バリュー株ETF) | VUG(グロース株ETF) |
経費率 | 0.04% | 0.04% |
銘柄数 | 346 | 252 |
PER | 13.20 | 27.51 |
PBR | 2.31 | 7.51 |
分配金利回り | 2.50% | 0.68% |
それぞれPERはVTVが1年で20.39→13.20、VUGが46.99→27.51と大きく減少。
ただ、それでもVUGはPERが27こえてるのは高いのか高くないのか直近10年の動きから感覚が麻痺してよく分からない印象です。
ちなみにS&P(緑)とVUG(青)とVTV(赤)を過去1年で比較すると以下の通り。

VUGがVTVに対して25%以上負けている状況。
逆にバリュー株のVTVは直近1年プラス間近まで来ています。
ここ数日の株価の回復もバリュー株の方がいいので、もしかしてコロナ前からのパフォーマンス並んだかと思ったら、2020年年始からでS&P500、バリュー(VTV)、グロース(VUG)ほぼ横並びとなりました。

久しくなりを潜めていたバリュー株の逆襲が始まったといっていい状況ですが、果たしてリーマンショック前のように割と長いスパンでバリュー優勢が続くのか?
引き続きウォッチしていこうと考えています。


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