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関東在住福岡人のまったり投資日記

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投資関連本

日本で再現は不可能に思える「シェール革命 ──夢想家と呼ばれた企業家たちは いかにして地政学的変化を引き起こしたか」

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個人的にエネルギーセクター偏重のiシェアーズの米国高配当株式ETFのHDVに投資してますので、今年に入ってエネルギー価格の上昇の恩恵のおかげでパフォーマンスは悪くない状況になりつつあります。

年1冊くらいはエネルギー関連の本を読んでいる気がしますが、そんな中ストレートなタイトル「シェール革命 ──夢想家と呼ばれた企業家たちは いかにして地政学的変化を引き起こしたか」を読みました。


シェール革命に影響を与えたエネルギー業界のイノベーターたちの物語がまとめられたもので、その周囲も含めて丹念に描かれています。

グレゴリー・ザッカーマンってどっかで聞いたことあるなと思ったら、メダリオンの創業者ジム・シモンズを描いた「最も賢い億万長者〈上〉」の作者でもありましたし、惹き込まれる内容なのも納得です。

1988年以降、年間平均66%とマーケットを解読した天才数学者は何者か?「最も賢い億万長者〈上〉」 - 関東在住福岡人のまったり投資日記

あらゆる投資対象の値動きをプログラム化して価格変動パターンを割りだし、短期売買を集中的に積み上げる手法をとってるファンドは増えていて、数学者や物理学者が金融に進むのは損失だと「隷属なき道」あたりでも批判されてました。...

これを書いてる日も太平洋上で資源の採取のニュースを見たのですが、シェール革命に至る経緯を見ておりますと、日本で再現性あるのかと思えるくらいぶっ飛んだ人たちなんですよね。

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資源価格変動とアニマル・スピリットのリアル


1990年代や2000年代というとGAFA筆頭にIT起業家の印象が強いのですが、その裏でシェール起業家達もすさまじいことをやっていたというのが本書の内容。

天然ガスの輸入用の施設を建てて企業が倒産する寸前から輸出用に切り替えて大成功などの事例もありますけど、この陰でダメだった人はそれ以上いるのだと思います(本の中で時代を先取りしすぎた事例もある)。

で、基本的に天然ガスにしろ石油にしろ価格変動が激しく、また調査通りに採取できるかどうかもわからない。

また、チェサピークの共同創業者のように結局会社を去った後に別会社を起こす例も。

とりつかれたように資源価格の変動で経営難になりながら、財務考えずに土地を習得して、少しでもタイミングがずれていたら破滅していた可能性が高く、まさにアニマル・スピリットといえるでしょう(大手は財務を意識しているからこそ関われなかったという印象を持ちました)。

ちなみにこの本は2013年頃までの様子が描かれてますが、チェサピーク創業者の一人(オーブリー・マクレンドン)はシェール革命の立役者でありながら、2013年にCEOを解任された後、2016年にガス価格をめぐり談合した罪で起訴された翌日事故で亡くなっていたりします(ただし、シェール革命で成功してトランプ政権のエネルギー政策の顧問になった人間もいる)。

その後チェサピークはマクレンドン時代から債務を抱えていて、コロナショック後資金調達困難になり2020年に破綻。

ところが1年経たないうちに再上場となってるのもまたアメリカらしさなのかもしれません。

本を読み終わると、大手エネルギー企業がなぜ手を出さなかったかというのもわかる気がしますし、80代でも石油や天然ガスの採取に執念を燃やしている人を見ますと、これを日本で再現は不可能じゃないかと思えるほどです(日本の場合天然資源がありそうなのが海なのもありますけど)。

個人的には一か八かのリスクをとる人に敬意は持ちますけど、エネルギー関連で投資するなら財務がしっかりした企業というのは国内外問わず意識しておいた方がいいなと思わせる一冊でもあったかと考えます。

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