エネルギーセクターやヘルスケアセクターは回復傾向が強い。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2022年10月度編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。3,6,12ヶ月リターン計算方法
①3ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から3ヶ月前の月末価格 - 1
②6ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から6ヶ月前の月末価格 - 1
③12ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から12ヶ月前の月末価格 - 1
④3,6,12ヶ月リターンの平均 = (①+②+③)÷3
⑤12か月移動平均 = 12か月分の合計÷12
⑥3,6,12ヶ月リターンの平均がプラス 且つ 市場価格が12カ月移動平均を上回った場合BUY、それ以外はSELL。
調べてるETFのすべてがSELLになる。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2022年9月度編 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。...
債券のETF
- TLT(長期債) SELL
LQD(投資適格社債) SELL
BND(米国債券) SELL
JNK(ジャンク債) SELL
BLV(米国長期債券) SELL
VCLT(米国長期社債) SELL
EDV(超長期米国債) SELL
REITのETF
- IFGL(米国除くREIT) SELL
IYR(米国REIT) SELL
セクターETF
- KXI(世界生活必需品) SELL
IXC(世界エネルギー) BUY→SELL→BUY
IXJ(世界ヘルスケア) SELL
VDC(米国生活必需品セクター) SELL
VHT(米国ヘルスケア・セクター) SELL
高配当系ETF
- HDV(高配当) SELL→BUY
VYM(高配当) SELL
VIG(連続増配) SELL
小型株とVTと米国外ETF
- VT(全世界株式) SELL
VSS(米国除く小型株) SELL
VB(米国小型株) SELL
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) SELL
VBK(米国スモールキャップ・グロース) SELL
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) SELL
VGK(ヨーロッパ) SELL
VWO(エマージング・マーケッツ) SELL
同じ米国高配当株ETFのVYMはまだBUYに回復しきってませんから、エネルギーセクター偏重のHDVはその影響があったということでしょう。
それ以外でも米国株関連は3ヶ月前水準くらいまで戻しているかと。
あとはヘルスケアセクター関連も回復が強いなという印象を持ちます。
にしても一つの指標だけで株価が結構上がってるのですけど、ほんとにその判断でいいんかという感じがするんですよね。
確かに風が吹けば桶屋が儲かる方式なのでしょうけど、インフレがピークをつけたけどなかなか正常化しないという展開もありそうな気がするので、それでよく買えるなという気がします。
まぁ、それが指標値とかで決まったルールならば悪くないでしょうけど、ただ飛びついてるだけに見えますが。
とはいえドル高が一服したとすれば今回の上昇にあまり反応していない米国債や新興国株式はチャンス到来の可能性がありますから、ボチボチ賭けてもいい機会は近づいていそうな雰囲気。
極論が公然と巷で語られ始めたときがピークという事象に今回もなりそうな空気を感じますので、逆指標的な意見もあながちバカにはできないなと考えています。


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