日本のサッカー界のトレンドは神奈川から世界へ?
W杯の決勝トーナメント1回戦でクロアチア相手にPK負けとなりまして、4年後の話や他の国の中で好きな国の応援ということになる人も多いかと思います(当方はフランスW杯から見始めたことと当時好きになった海外のチームの影響などでフランスとオランダ)。
またベスト16だという意見もあるでしょうが、同じ決勝トーナメント1回戦でもなすすべなしな2002年、押されっぱなしでなんとかPKに持ち込めた2010年、選手層が薄く2点差から引っ繰り返された2018年と比べて進歩は相当にあったかと思います。
もちろんボール支配率はクロアチアが上で、ドイツやスペインは非常に高いのですが、ではシュート数で見るととこまで差がない。
アトランタオリンピックのブラジル戦(マイアミの奇跡)では28-4みたいなシュート数の差がありシュート乱れ撃ち且つ得点もゴールキーパーとディフェンダー衝突の事故的なものを生で見た人間としては、支配率ほどの差はなかったと思います。
ともあれ選手層は厚くなっているので、ここから更に底上げとなっていくのですが、前回大会後に有望株をピックアップしたので同じ事やろうと色々と調べていて気づいたことがあります(有望株に関しては後日別記事)。
トレンドは神奈川から世界へ?
現状Jリーグ1部(J1)の流れとしては広島が4年で3回優勝した(監督森保)2010年代前半ですが、2017年から川崎→川崎→横浜M→川崎→川崎→横浜Mと神奈川の2チームが6連覇状態。
おまけに今年去年ワンツーフィニッシュだったりします。
で、日本代表のメンバー26人を分類していくと、神奈川出身・神奈川のチームに所属歴ありでまとめると以下の通り。
神奈川県出身→山根、板倉、遠藤、三笘、伊東、久保、田中、
神奈川のチーム所属歴あり→川島(川崎)、 権田(さぎぬまSC)、谷口(川崎)、守田(川崎)、町野(湘南)、前田(横浜M)
実に半数を占めています。
もちろん監督とかメンバーの兼ね合いとかもあるのですけど、実はそれ以外でも神奈川に風がふいてる結果が見て取れるのですが、この傾向続く可能性がありそう。
実はサッカーの高校生年代は正月の全国高校サッカー選手権以外に、高校年代の全国の上位24チームがプレミアリーグイーストとプレミアリーグウエストに分かれ、1年近い長期のホーム・アンド・アウェー方式のリーグ戦を戦う「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ」という大会があり、ここで高校サッカーの強豪とJリーグ各チームのユースチームが対戦する大会があり今年で11年目。
西と東に分かれていて、あの代表選手は○○出身というのがあるのですけど、下位チームは降格があるので過去11年でずーっとトップにいるのは東の青森山田、西はセレッソ大阪、東福岡、サンフレッチェ広島の4チームのみです。
で、イーストの方の順位見て結構衝撃的だったんですよ。

なんとここも川崎と横浜Mのワンツーフィニッシュな上に、横浜FCユースも残留しています(直近ユースが強化されてる話を聞きます)。
来年は川崎、横浜M、横浜FC、湘南の4チームがJ1を戦いますし、J1リーグだけでなく、若年層の大会でも強いとなると、神奈川から世界への傾向が4年後も続く可能性は高そうです。
ちなみに西の方で注目は鎌田を育てたサガン鳥栖。

4年前からオランダの名門アヤックスと提携してかなり強化されている一方、サイゲームス撤退後の経営の不安定さから、割とすぐ育てた選手が移籍します。
サガン鳥栖ユース出身の選手で国内外問わず追いかけてると、4年後や8年後ワシが育てたといえる機会もあるかもしれません。


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