生活必需品やヘルスケアは急回復。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2022年11月度編
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。
それを主要な海外ETFの値動きに適用して確認し、移動平均線を見ながら相場の転換点(BUYシグナル→SELLシグナル、SELLシグナル→BUYシグナル)が近いかを確認するのに役立てるというのがこのシリーズの主な目的です。
概要と検証記事
レラティブ・ストレングスってナンだ!?レラティブ・ステトレングスその2~検証編~
レラティブ・ステトレングスその3~調査結果の記録~
前回の結果は以下の通りです。3,6,12ヶ月リターン計算方法
①3ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から3ヶ月前の月末価格 - 1
②6ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から6ヶ月前の月末価格 - 1
③12ヶ月リターン = 直近月末価格 ÷ 直近月末から12ヶ月前の月末価格 - 1
④3,6,12ヶ月リターンの平均 = (①+②+③)÷3
⑤12か月移動平均 = 12か月分の合計÷12
⑥3,6,12ヶ月リターンの平均がプラス 且つ 市場価格が12カ月移動平均を上回った場合BUY、それ以外はSELL。
エネルギーセクターやヘルスケアセクターは回復傾向が強い。海外ETFのレラティブ・ストレングス改め移動平均投資確認2022年10月度編 - 関東在住福岡人のまったり投資日記
移動平均線を用いた手法であり株式投資でもモメンタム効果に近いものが得られる投資法であるレラティブ・ストレングス。...
債券のETF
- TLT(長期債) SELL
LQD(投資適格社債) SELL
BND(米国債券) SELL
JNK(ジャンク債) SELL
BLV(米国長期債券) SELL
VCLT(米国長期社債) SELL
EDV(超長期米国債) SELL
REITのETF
- IFGL(米国除くREIT) SELL
IYR(米国REIT) SELL
セクターETF
- KXI(世界生活必需品) SELL→BUY
IXC(世界エネルギー) BUY
IXJ(世界ヘルスケア) SELL→BUY
VDC(米国生活必需品セクター) SELL→BUY
VHT(米国ヘルスケア・セクター) SELL→BUY
高配当系ETF
- HDV(高配当) BUY
VYM(高配当) SELL→BUY
VIG(連続増配) SELL→BUY
小型株とVTと米国外ETF
- VT(全世界株式) SELL
VSS(米国除く小型株) SELL
VB(米国小型株) SELL
VBR(米国スモールキャップ・バリュー) SELL→BUY
VBK(米国スモールキャップ・グロース) SELL
VXUS(トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)) SELL
VGK(ヨーロッパ) SELL
VWO(エマージング・マーケッツ) SELL
とくに生活必需品セクターとヘルスケアセクターはグローバルと米国株ともにBUYになってますし、10月末からかなり上がっています。
また、S&P500よりマシなパフォーマンスを今年続けているVIGとVYMもBUYに転換。
グロース株に押され気味だった配当フォーカスのETFにターンが来ています。
小型株で見ても小型バリュー株はBUYになっていて、バリュー株優勢な状況を表してるかと思います。
それ以外のSELLでもVTやらVWOもかなり回復した11月だったと思います。
あと、債券に関しても9月末や10月末水準をBNDとかは上回ってくるようになったのでこれは底打ちかなと。
ただ、そうなると景気サイクルが不況の方にいって為替の影響があるでしょうねぇ。
個人的にはあと半年くらいBNDの現時点の価格からちょい上くらいの水準でいってもらいたいところですが、そうは問屋が卸さないでしょうね。
まぁ、去年までの基準だと80ドル切ってりゃ積極的に買うってスタンスなんですが、まだそのラインは遠いのでぼちぼち拾っていこうと思います。


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