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関東在住福岡人のまったり投資日記

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2022年下半期に読んだ本の中で、年末年始にオススメしたい14冊を紹介

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2022年も終わりが近づいておりますが、繁忙期に入っていた仕事も年末が近づいて大分落ち着いてきました。

もちろん変異株には警戒が必要ですが、取る施策も夏場ぐらいで問題ないということがわかって、薬や治療法もどんどん確立されつつ改善されるでしょうから、来年はポジティブに捉えて問題ないかなと考えています。

さて、今年も多くの本を読んできましたが、2021年の上半期は81冊まで増加したものの下半期は97冊程度となりました。

どうしてもスポーツイベントがあるとそれを見る時間が増えますし、9月から目に見えて残業時間が増えてるのでちょっと本数が減ったかなと思ってたらかなりいってました。

相変わらずタイトル詐欺のような本もつかんでおりますが、いいなと思った本は14冊程度あったかなと思います。

下半期が終わり、下半期読んだ本の振り返りと言うことで、個人的にオススメしたい本を14冊を紹介します。

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GE帝国盛衰史

内容は「選択と集中」で経営の神様と呼ばれたジャック・ウェルチのj時代からの綿密な取材に基づき、ウェルチのあとのCEOを引き継いだ、ジェフ・イメルト時代の経営を中心に、同社の苦闘の内幕が書かれています。

行き過ぎたグローバル経済・金融資本主義・株主至上主義・成果主義といった問題もあるとえいえばあるのですが、それだけではないところにも問題が潜んでいて、複合的に問題同士が絡み合ってカオスというしかありません。

日系企業だろうが、ベンチャーだろうが、外資系企業だろうが、企業に勤める人は読んでおいて損はない一冊だと考えます。

改訂版 金利をみれば投資はうまくいく

3つの金利(政策金利、10年国債利回り、社債利回り)で景気および株式・債券相場の予測をするというものですが、改訂版で相当内容が変った印象でした。

日本、欧州(ドイツ)、アメリカの現状と今後の展望が書かれていて興味深く、とくにドイツでかつてのデフレ状態の日本と同じ道をたどる可能性が指摘されてたのは興味深かったです。

最後に投資の心得として「金利は有効な景気判断ツールで売買ではなく使う」と「全ては循環するので軸をずらすな」と上げてましたので、転換点が近いと思ったら警戒しつつ、状況が変ってないか提起観測・修正を繰り返すことが大事かと思いました。

本多静六 若者よ、人生に投資せよ

「お金を大切にして、やりたいこと(やるべき事)を実現する」という本多静六の生き方と、影響を与えた周りの人たちが描写されています。

読み物としても渋沢や安田、後藤新平など出てくるので、幕末~大正のドラマとしても面白さがあります。

巻末のあとがきに著者の北氏が書いてる言葉は、本多静六の考えを体現していて、是非とも心がけたいことだと思いました。

ビジネスエリートになるための投資家の思考法

「投資家の思考法」を豊富な実例を用いて分かりやすく解説するビジネスパーソン向けの実践書となっています。

企業を見る目という意味で、顧客の抱えた問題が「機能」という具体的かつ画一的なものから「意味」という抽象的かつ多様なものに移っているという指摘はなるほどなと思うところがありました。

投資だけでなくビジネスマンとしても必要な視野が書かれてますので、オススメできる本だと思います。

シェール革命 ──夢想家と呼ばれた企業家たちは いかにして地政学的変化を引き起こしたか

シェール革命に影響を与えたエネルギー業界のイノベーターたちの物語がまとめられたもので、その周囲も含めて丹念に描かれています。

1990年代や2000年代というとGAFA筆頭にIT起業家の印象が強いのですが、その裏でシェール起業家達もすさまじいことをやっていたというのが本書の内容。

個人的には一か八かのリスクをとる人に敬意は持ちますけど、エネルギー関連で投資するなら財務がしっかりした企業というのは国内外問わず意識しておいた方がいいなと思わせる一冊でもあったかと考えます。

Moonshot(ムーンショット)

開発中の政府からの介入や各国のワクチン政策などの裏事情も赤裸々に記述されており、医薬品に興味がない方にも楽しめる内容だと思います。

ファイザーにとってもこのワクチン開発は大きな賭けであったことがわかりますし、有効性がより高いワクチンのチョイスが当たって、有効性が発表されたときに社内が歓喜したというのも分かる内容です。

企業の有事対応の参考になる面が多数ありますし、開発から物流などヘルスケアセクターの企業に投資する人にとっても読んでおいて損はない本だと考えます。

巨大企業の呪い ビッグテックは世界をどう支配してきたか

独占企業と国の対応についての歴史は興味深い内容だったと思いますし、現代のハイテク企業や中国企業の問題点がよくまとめられています。

具体的な規制案が弱いのは気になりましたが、現状の独占に関して考える上で有意義な一冊だと思います。

THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す

前作までの論点のいくつかをその後再考し見解を変えたことを素直に告白している点は非常に好感が持てますし、最新作から読んでよかったなと思いました。

自分のアイデアは単なる直感または仮説として捉え、それが正しいか実験してみる。あるいは既存のデータと照らし合わせてみるというのは仕事でも投資でも通じるところがあると感じましたね。

また、再考というのが重要で、最新の知識のアップデート→修正のサイクルを回しつつ謙虚たれというのは心がけたいと思わせる一冊でした。



裏道を行け ディストピア世界をHACKする

格差を乗り越える(ハックする)方法を説いた本で、ハックとは「革新的でカッコよく、高度なテクニックを駆使した妙技」について書かれた本です。

お得な制度や、制度ができたときに歪みがあったりする場合にそれを最大限活用する、制度が変ったらそれに対応するを繰り返すことでちりつも的に差はでてくるんじゃないかと考えます。

以前橘氏は「経済的に成功するためには、「経済合理的」でなくてはならない。その意味で、国家は、人生を最適設計するための道具」と言い切ってましたが、まさにそのことは不変ではないかと読んでいて思いました。



中国経済の謎ーなぜバブルは弾けないのか?

著者のトーマス・オーリックはWSJ北京支局記者、ブルームバーグのチーフエコノミスト等を歴任した人物で、この本は中国翼賛でも否定でもない割と中立的に書かれた本だと思います。

著者が書くように、過剰債務バブルを賄う経済規模と金融システムがあり、優秀な官僚と政策実行できる一党独裁があるから大丈夫だというのは一理あるのですけど、一方本を読んでいると、これだけ中国経済が巨大になると、問題も巨大になっており、これまでの政策で乗り切ることができるのか、という疑問が残るないようであると思いました。

中国経済関連を考える上で非常にいい一冊だと考えます。

AI監獄ウイグル

調査報道ジャーナリストが、ウイグル人の難民、技術労働者、政府関係者、研究者、学者、活動家、亡命準備中の元中国人スパイなどにインタビュー取材を行った本になります。

前書きで100人以上にインタビューしたとは言え明らかに誇張している人の内容は除外していると書かれてますから、それでこのレベルの中身なのが怖さではあります。

中国の負の側面を知る上で有意義な一冊だと考えます。

中国減速の深層

元日本銀行の北京事務所長だった福本氏が基本的なスタンスとしては危機と楽観を煽ることなく、実際に現地で見たものとデータを中心に今後の3つの予測シナリオを書いています。

統計が正確ではないことを承知で作成された成長率のグラフですので、それこそ台湾侵攻やらブラックスワンちっくなことが起こるところまでは入れてないのですが、中国に滞在した人だからわかることも書かれてるので、読んで良かったと思いました。

中国経済に関する本としてはいいものなのですが、結局他の国同様まだ若い国だ(都市化率が日米ほどではない)、経済政策で強権的(部分的鎖国ができる)なものが取れるということがあげられると、逆に先進国と同じように行かずマイナス方向に転ぶ可能性もあるので、そこも含めてリスクはあるんじゃないかという気がしました。

ストレス脳

不安とうつは人間の防御反応と説いていて、病気や性格起因のものではないということがわかりやすく書かれています。

本の結論としては止まない雨はない、運動する、孤独にならないの3点かなと思います。

ストレスの仕組みを知ることで、ストレスに関しての気持ちの持ちようもまた違ってくるようにさせてくれる一冊だと思いました。

夢を喰う男 ダービー3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟

ダービー3勝を遂げた馬主のノンフィクション。

本業で成功し、一から牧場を作り上げてダービー3勝、牡馬も牝馬も三冠馬を輩出したノースヒルズの歴史が書かれています。

とくに関わった調教師や騎手も数多く出てきて直近30年くらいの競馬の歴史の本とも言っていいかもしれません。

競馬をやる人ならばよんでおいて損はないと思います。

100冊近くから14冊に絞るまで数冊悩んだ本もありましたが、来年もこれは!と思った本をブログを通して紹介できればと思います。
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