エネルギーセクターの比率が過去最高な一方、生活必需品セクターの比率は過去最低。iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV)定点観測 2023年1月
私のNISA枠使用の際に株式ではコアになってる、iシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)は銘柄の入れ替えも比較的多く、セクターの比率も変動が結構あります。
ということで前回からどれくらい変化があったのか確認していきます。
円安以外で株価下落に対して踏みとどまった立役者といっていいのですが、定期的にダイナミックに組入れ上位の企業の入替えが発生しますので、現状を確認してみました。
iシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV) セクター別比率
まずiシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)のセクター別比率について見ていきましょう。

トップは昨年7月からエネルギーセクターに変わりました。

推移的に主要な6つのセクターの内、エネルギーセクターは27%まで比率が増えて過去最高になった一方、生活必需品セクターが大きく減らして10%切ってます。
エクソンモービルとシェブロンのエネルギーセクター2トップの組入れ比率も増えてますから、エネルギセクター好調の影響があるかもしれません。
iシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV) 組入上位10社
次にiシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)の組入上位10社を見てみましょう。

組入れトップはエクソンモービルで変わらず、2番手がベライゾンになりました。
過去の変遷を見ていくと久し振りにジョンソン&ジョンソンが外れて、メルクも外れました。

その割にはヘルスケアセクターの比率は下がってない印象です。
他の配当系ETF(DHS,VIG,VYM,SPYD)と直近1年のパフォーマンスを比較してみた
では、iシェアーズ米国高配当株ETF(ティッカー:HDV)のパフォーマンスはどうだったのか?
SPDRの高配当ETFのSPYDを加えて、他の配当系ETF、S&P500と直近1年で比較してみました。
ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンド(ティッカー:DHS)
バンガード・米国増配株式ETF(ティッカー:VIG)
バンガード・米国高配当株式ETF(ティッカー:VYM)
SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式(ティッカー:SPYD)
まず直近1年のパフォーマンス。

ようやくS&P500を大きくアウトパフォームする高配当株の時代が来たという結果で、配当フォーカスは過去1年プラスという結果。
増配との比較でも高配当優位な1年でした。
ちなみにコロナから3年のタイミングで見てみると割とS&P500と配当関連のETFは同じようなパフォーマンスになってきています。

ここから景気後退で株価下がるとなるとS&P500の方が下がるかなという感じがしますが果たしてどうなりますか。
円高リスクもある状況ですから、個人的には株価の悪い方向を考えつつ、債券と配当関連のETFで株価下落時のクッションをある程度確保するという方針で運用していきたいところです。


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